年功序列の時代が終わった。
自然と上の役職にステップアップする時代から、いまは長く勤めても役職につけるかは保証できない世の中に突入している。
しかし、それは逆にチャンスの時代でもある。もちろん能力とやる気次第ではあるが、若者でも年齢に関係なく役職を任せてもらえる時代だからだ。
国の政策でも「副業の推進」や「残業時間の削減」などの働き方改革が押し進められている。
そして、今までの働き方の常識や個人のワークスタイルが急激に変化している現在の日本で、とくに存在感で増している言葉がある。それが『キャリア』だ。
それは、時代の変化や将来への不安から、自身の将来設計を真剣に考える機会が増えているからではないだろうか。
世界に類を見ないスピードで高齢化が進む日本。厳しい診療報酬改定や、止まらないセラピストの需要と供給のアンバランス化。
そんな先の見えない日本で、将来への不安を払しょくするために立場や地位を求めてキャリア形成を図る若者たち。
そう考えると近年「キャリア」が重要視されているのがとても納得できる。
『一般に「経歴」、「経験」、「発展」さらには、「関連した職務の連鎖」等と表現され、時間的持続性ないし継続性を持った概念として捉えられる』(厚生労働省)
『人が生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分と役割との関係を見い出して行く連なりや積み重ねが、「キャリア」の意味するところである』(文部科学省)
つまり「キャリア」とは、経験と時間を通して得られた技術だけでなく、自らの存在価値やその環境における役割、自分自身を磨くもの、としての表現にも使われている。
さまざまな場面に使われることで、キャリアの意味は変化しているが、最もよく使われているのは「経験、時間の経過とともに得られる価値観」ではないだろうか。
目に見えず心を揺さぶる「不安」という恐怖の存在は、自信喪失へとつながり、そのひとの「やりがい」までも奪ってしまう可能性があると言われている。
ある会社が「アメリカで最も意味があると感じる職業は何か」を調査し、教育・医療分野がベスト3に選ばれた。
しかし、「仕事への満足度はどうか?」との問いかけに、満足度は低いと回答するものが多かったのだ。
なぜ、意味のある職についていても、満足して働くことができないのか?
「働く目的と一致していない」
「働くことへの意味自体が見い出せいない」
「ライフスタイルがあっていない」
「目指すべき目標がないことで、何を行うことが正しいのかわからない」
人によって要因はそれぞれにあり、数えきれないほど存在する。
しかし、この「なぜ?」を解決するような答えは簡単には出てこない。
働くことに対する意味や目的は、各個人のライフワークバランスによって変化することが多い。
そのため、なかなか答えが見つからずに一生模索する可能性さえもあるからだ。
TCPはエミアスグループに所属するセラピストなどで運営しており、「自分の歩むべき道に悩みを持つセラピスト」や
「未来に向かってどのような行動をすれば良いかわからない」というセラピストとしての将来設計に悩みを持つ方を応援しています。
TCPが今回開催する『将来ために知っておきたい3つのこと』を主題にしたディスカッション形式のセミナーは、、
きっと、これからの時代を生き抜くセラピストにとっての未来につながる企画だと思います。
セミナー詳細はこちらからご確認いただけます。
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【セミナー詳細】
日時:2月2日(土曜)
時間:13時30分〜17時
場所:熊本市男女共同参画センターはあもにい
(熊本市中央区黒髪3丁目3番10号)
定員:50名(埋まり次第キャンセル待ちになります)
対象者:理学療法士,作業療法士,言語聴覚士
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これから自分はどこに向かって進んでいけばよいのか。
それには、どのようなことを実行すればいいのか。
先輩セラピストが歩んできた道のりを知ることで、本当にあなたがやりたいと思える、これからの時代のセラピストの姿が見つかるかもしれません。
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