今月20日、「ニーズ&アイデアフォーラム2018」が東京都墨田区のKFCホールアネックスで開催された。
本フォーラムでは、医療・福祉、デザイン、工学系の他大学の他学部に通う大学生らが集まり、それぞれプロダクトごとにチームに分かれ、障害者の自立支援機器を開発した。国立障害者リハビリテーションセンターの当事者や作業療法士にヒアリングを実施。それぞれの専門性を活かしながら、短期間で何度も試作を重ねて、今回披露となった。
【展示物】
・肢体不自由者のための自動販売機用小銭投入口補助具
・片麻痺の人のためのキャップオープナー
・視覚障害者のための水量計測器”KAGUYA”
・視覚障害を持つ幼児のための楽しいさわれる絵本
・片麻痺のためのパウチホルダー
・障害を持った幼児のための2.5次元パズル
玩具メーカー勤務で視覚障害者当事者の高橋玲子氏は、「当事者の方々からのニーズをよく聞いて、かつ整理されて製品に落とし込めていることが素晴らしい。」と話した。他各コメンテーターからも、「着眼点が素晴らしい」「リハビリにもなる」「もっとこうしたらいいのでは」といったコメントが聞かれた。