さっそく本日の質問。
<質問>
■起始/停止の覚え方
■短期記憶・長期記憶について
今回は、学生さんからの質問を今井編集長が抜粋し、細川に投げかけたことから始まったLINEでのやり取りを中心に原文に近いまま書いていきます。
■問:起始・停止の覚え方を知りたい
まずはこの質問から。
「記憶の定着」や「臨床的活用」に最も理にかなっていると考えられるのは、
①解剖アトラスなどで実際に骨の全体像、リアルな筋の起始・停止(走行等も)を視覚的に何度も確認する。
②視覚的に確認した後、頭の中でイメージとして何度も思い浮かべる(この時にイメージを強化するために図示してもOK)。
③筋の付着部の「解剖学的用語」を確認
④「筋名」と「付着部」(他にも神経や血管なども)をイメージ技法等で結びつける
④について:
重要な「結びつけ」については、記憶技法でいうとイメージ連結法かストーリー法を使う。
>>イメージ連結法は覚えたい一つの単語(今回でいえば「筋」)に対して、覚えたいイメージ(今回でいえば「付着部、神経、血管・等」)を連結する。
そのイメージ間に情動や視覚イメージを駆使した方法。
➡この方法についての詳しい説明は以前POST記事で書いた『細川寛将の「記憶のテクニック」講座【国家試験まであと5日】』を参照ください(画像をクリック)。
一方で、1つ1つをストーリーとしてつなぐ方法(ストーリー法)もOK。
<ストーリー法の場合:例>
例:上腕二頭筋
起始 長頭 肩甲骨関節上結節
短頭 烏口突起
停止 橈骨粗面 前腕筋膜
(ストーリー:例)