細川先生による療法士のための投資セミナー▶︎https://investment-ptotst.
療法士の平均を確認する
理学療法士、作業療法士の平均年収は、平均年齢32.9歳で約408.5万円です(残業代やボーナス含む)。男女別だと男性が417万円、女性が398.9万円となっています。※参考:厚生労働省『平成30年 賃金構造基本統計調査(職種・性、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)』(e-Stat)
あくまで平均年収ですが、300万円~400万円位の理学療法士、作業療法士が多い印象です。また、年収が飛躍的にupすることは考えにくいわけです。年間昇給率5%アップと仮定して、年収300万円の方が315万円(年間15万円up)、仮に3%アップだとすると309万円(年間9万円)年です。
平均的に、理学療法士、作業療法士の勤務地では、3~5%upするというイメージです。もちろん、所属組織の方針により昇給率は変わるのであくまでもイメージとして留めておいてください。それでは、タイトル回収に入ります。まずは、お金の“ためかた”について。
支出を見直す
・無駄な書籍購入やセミナーに参加していないかどうか?
・携帯電話を見直す→格安S I M*とかに変更する
・交際費を見直す(飲み会など)
上記のことをまず見直してください。収入を増やすことに目がいきがちですが、まずは無駄を減らす、ということもお金を貯める上で必須です。もちろん若いうちの自己投資は将来のキャリア形成に非常に役立つので削るのは危険です。
浮いたお金を働かせる
・積立投資(積立NISA*、iDeCo*)を証券口座開設しスタートする
・支払いをクレジットカードやpayに変更しポイント投資をスタートする
無理のない範囲で毎月コツコツと貯めていくことが非常に重要です。月々1万円を投資信託で運用することからスタートするといいと思います。
方法としては、まずiDeCoからスタートして、上限まで達してまだ余裕がある場合は、積立NISAなども開始する。それでも余裕がある人は個別株式などに投資する流れがいいと思います。
iDeCo上限額
ポイントは、「長期」「積立」「分散」の3要素をしっかり守ることが大切です。
あとは放置しておけばいいのです。お金が勝手に膨らんでいきます。もちろん投資なので一時的な損はあるかもしれませんが、長期投資が非常に大切なので気にせず放置しましょう。
一喜一憂せずに3要素をしっかり守り放置することが重要です。
ふるさと納税より先に、iDeCoや積立NISAをやることをお薦めします!ふるさと納税は投資でなく、節税なのでお金は増えません。ここを勘違いして、ふるさと納税からスタートしてしまう、金融リテラシーが低い人が多いです。まずは、iDeCoや積立NISAからやるようにしましょう。
今の時代、貯金していても金利はかなり低いのでお金は増えません。お金を働かせることがとても資産形成には必要です。資産形成方法はいろいろありますが病院や施設勤務ですと市場を常にチェックすることは不可能に近いです。
数年前、仮想通貨が流行った時に仮想通貨の換金所アプリを30秒に1回のペースでログインしている先輩もいました。とても大変そうでした 笑。そうなってしまうと本末転倒なので、iDeCoや積立NISAで「長期」「積立」「分散」でインデックス投資*をして放置することが一番現実的な賢いお金を働かせる方法だと思います。
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格安S I M:「格安SIM」は、その名の通り、格安の料金で利用できる通信サービス
積立投資:少額のお金をコツコツ貯めていくこと
iDeCo(個人型確定拠出年金):個人型確定拠出年金のことで、簡単に書くと「年金の金額が少ないから個人で老後の資金を貯めてもらおう」という制度
積立NISA(少額投資非課税制度):投資によって得られた売却益(譲渡益)や分配金の運用益が非課税になる制度。年間40万円で20年間できる制度
インデックス投資:日経平均やTOPIX、S&P500、ダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のこと
詳細▶︎https://investment-ptotst.
第二回:世帯年収950万円|療法士夫婦の生活ー宇野さんご夫婦ー
第三回:世帯年収700万円|療法士夫婦の生活ー大澤さんご夫婦ー
第四回:年代別平均年収まとめ
第六回:理学療法士の年収限界はいくら?