1.どんなクリニックに転職にしたらいいか
まずはクリニック選びからスタートしましょう。ぶっちゃけて言うと転職サイトに登録してというのはオススメしません。偏った意見かもしれませんが、求人が出ている時点で退職者が多い可能性が高いです。
また求人が出ている場合、現状のリハ人員を確認できればしてみましょう。3人以下の場合は施設基準のため求人かもしれません。
もし求人を狙うなら新規立ち上げのほうがいいと思います。自分が管理者で働かない場合は”誰と働くか”も考えてみるとよいと思います。なんとなく凄そうではなく実態のある人のところがいいです。
今はSNSが発達しているので情報収集はすぐにできますし、気になる人がアポイントをとって臨床見学させてもらえばいいんです。ほんとに実態がある人ならきっと断られたりしないはずです。あとは紹介が圧倒的にいいです。
そうリファラルってやつです。なぜかというと、紹介であるがゆえ誰でもいいと思っているわけではなく、ある程度スキルや人間性をみて採用したいと思っているからです。
2.今あなたがやるべきこと
まず自分の職場の整形ドクターに信頼してもらえる人材になるもしそのドクターがさぁ開業しよう!となったら身近なところでいい人材を確保しようと思いますよね。その時にパッと頭に浮かぶ存在になれているかどうかって重要だと思いませんか?あとはそのドクターにセミナーを紹介してもらうことが次につながります。
○外部に出ていくこと!
特に療法士だけで集まるようなとこだけではなく、医師がいるような勉強会や、セミナーに行きましょう。そこにいけば理学療法士を探しているドクターは結構います。そこにはクリニックで働く理学療法士も参加しています。
なので出会いの場としてはもってこいです。
○コミュニケーションスキルを高めること
圧倒的に必要なものそれはコミュニケーションスキルです!!どんな知識や技術よりもコミュニケーションスキルです!!
なぜかというと総合病院や回復期病院と圧倒的に違うのは人数です。大きなコミュニティの中だと必然的に関わらずに済んでしまう相手もいると思いますし、それは仕方ないことだとも思います。
しかしクリニックではどうでしょう?直接経営者であるドクターと話す。事務長と話す。事務と話す。ナースと話す。レントゲン技師と話す。が容易にできますし、機会もたくさんあります。
その分関わりが密になるので相手のニーズを知り、どうしたらそれを提供できるかを考える必要があります。これって理学療法評価と同じですよね^_^
3.診療における必要なスキル
ここが一番聞きたいとこなのかもしれません。まず大切なのはプライドを捨てることです。
病院でそれなりに成果を上げてきた方もいるかとは思いますが、厳しいことを言うようですが、病院でやってきたことはあんまり通用しないと思ったほうがよいです。
謙虚な姿勢で新しいことを学ぶんだという気持ちがあったほうがいいです。クリニックでは正直、慢性疼痛に近い方のほうが多いですし、そもそも活動性の高い方が多いので目標設定が難しいです。
スポーツクリニックは違うかもしれませんが。なのでクリニックに転職する前に腕を磨く練習としては、職員などを、ガチで治療してみましょう。クリニックでは患者さんが来なくなってしまうことがザラにあります。
なので初回介入の際に、この人に診てもらったらよくなるかもと思ってもらえることが大事です。そのためには、きちんと患者さんがわかるように病態を説明することが必要です。
例えば、左右差があることを示し、患者さんにもその状況を認識してもらうその日のうちに変化を出してこうなれば痛くないとかわかりやすいものがいいと思います。ただ、なにも役に立たないわけではないです。
内科的なリスク管理は病院時代に培われたものがいきますし、オペ後の患者さんが来たらきちんと対応できるというのは強みだと思います。
4.転職はいつがいいか
現在と今後の流れとして、外来診療は厳しくなっていくことが予測されます。なので外来診療はオワコンなんておもっている人もいるかもしれません。が、しかし!むしろ可能性が大いにあるのがクリニックです。
なぜかというと経営者と直接会話できる可能性が高いのがクリニックなので、きちんと成果をあげれば条件面や、新規事業の開拓、副業の推進できるからです。そう考えると診療報酬が下がってしまう前に転職→医師との信頼関係を築く→新規事業や副業 となりキャリアアップしていくにはこれほど向いている職域はないのではないでしょうか?
なので、私個人の意見としては早めの転職がよいと思います。
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