前年度の43兆710億円に比べ3,239億円、0.8%の増加ー。
厚生労働省は30日、平成30年度国民医療費が43兆3,949億円で、前年度の43兆710億円に比べ3,239億円、0.8%の増加となったことを発表。2年連続で過去最高を更新した。
▶︎https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/18/index.html
平成30年度 国民医療費の概況 結果の概要より引用
制度区分別国民医療費の対前年度増減率をみると、公費負担医療給付分は0.9%の減少、医療保険等給付分は0.1%の減少、後期高齢者医療給付分は1.9%の増加、患者等負担分は2.5%の増加となり個人負担が増加傾向となった。
診療種類別国民医療費では、今話題の訪問看護医療費が対前年で16.4%増加した。これは、他の診療医療費の10倍近い水準で増加している。また、1人あたりの国民医療費は、65歳未満は18万8,300円で、75歳以上の後期高齢者では91万8,700円と働く世代の約5倍程度かかっている構図となった。