27日四病院団体協議会(四病協)は後藤厚労大臣宛に「入院中の食事療養に必要な費用に関する改正」の要望書を提出した。2017年に行われた「入院時食事療養の収支等に関する実態調査」で給食部門の赤字が報告され現在もその赤字額は膨らんでいると指摘。それに合わせて調理師等の人材不足や光熱水費の上昇によってさらに追い討ちがかかっていると経営状況の逼迫を訴えた。これに合わせて、患者の自己負担額も増え続けていると指摘した上で以下の2点を要望した。
【要望事項】
1,給食部門の収支状況について早急に実態調査を実施し、入院中の食事療養に必要な費用について適正な額となるように改正することを要望する。その際に、患者の食事療養標準額が増えることがないよう要望する。
2,病院厨房管理には、食数に関わらず人件費を含めて固定費が発生する。この固定費部分については、入院患者1人1日あたりの報酬として支払われるよう制度変更する事を要望する。