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コウノドリから考えるリハにおける患者対応

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こんにちは、POST編集部の森田です。

なにかに挫折しそうになった時、心の中の安西先生が、”あきらめたらそこで試合終了だよ”とつぶやく方、たくさんいると思います。

そんな人生に大切なことは漫画から学んでいるセラピストは必見。

漫画コウノドリは雑誌『モーニング』にて連載、また現在綾野剛さん主演でドラマも放送されています。

そんなコウノドリから、セラピストにも考えて欲しいシーンを抜粋しました。

患者に好かれても、患者を治せないセラピスト


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“患者に好かれても、患者を救えない医師と患者に嫌われても患者を救える医師、院長ならどちらに診てもらいたいですか?” 出典:コウノドリ <2巻>

妊娠しても喫煙を辞められない妊婦さんに対して、厳しくあたる四宮先生。マニュアル通りの対応をする四宮先生と病院経営のことも考える院長先生のやりとりです。

例えば、糖尿病の患者さんがいるとしましょう。入院中に糖質制限もありますが、その患者さんはいくらいってもご家族が持ってくるチョコレートなどのお菓子をこっそり食べています。

私が以前勤めていた病院では似たようなことを多く経験しました。

患者さんに好かれるセラピストであることは勿論いいことだと思います。ただなんでも患者さんの好きなことを聞いてしまっていては、治療が進まないということもありますよね。

患者さん個々の、バックグラウンドだったりパーソナリティーを見極めて、説得の方法や対応の仕方などを工夫するのもセラピストの腕の見せ所かなと思います。

その後、四宮先生と主人公の鴻鳥先生とのやりとりにこんな会話があります。

四宮先生:「患者とはもっと冷静に接した方がいいんじゃないですか?」

鴻鳥先生:「患者に冷静に接するというのは、患者に冷たいということとは違うよ」

あなたは普段どのような対応をしていますか?

セラピストも普通の人間です


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“ただ新生児科医は神様でもスーパーマンでもありません、普通の人間です。肉体的な疲れは精神的疲労に繋がり…判断力を鈍らせてしまいます。ベビーのためなんです。ゆっくり休んで下さい” 出典:コウノドリ <7巻>

慢性的なベッド数不足のNICUで奮闘する荒井先生。ある赤ちゃんに張り付いている荒井先生に対して、今橋先生のセリフ。

まあ、療法士で夜勤をしている病院は少ないと思いますが、書類業務だったりに追われて残業に追われていたり、全然関係なくプライベートなど様々な事情で寝不足だったり。

でも、疲れている状態じゃセラピストも適切な評価・治療できないんじゃないかなと思うんです。急性期だとリスク管理での観察力とかも重要ですよね。

しっかり休むこと、大事です。

障害=不幸ではない



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”あんたにはきっとこれからも人の何十倍も辛いことがあるかもしれない。でも…人一倍幸せになることはできる。負けるなよ” 出典:コウノドリ <1巻>

最後は、コウノドリを代表する名場面から。

リハビリは何かしら障害のある方に対応するのが主で、患者さんの中では障害受容ができず生きることに悲観的になっている方もいると思います。

幸せになることはできる。

機能面やADLをみるだけではなく、"人"をみれるセラピストでありたいですね。

さいごに


コウノドリは他にもたくさん名シーンがあるんです。
私は漫画喫茶でひとりで涙しました。
本当におすすめです。
ぜひ、一度手にとってみてはいかがですか?

コウノドリ コミック 1-12巻セット (モーニング KC)
コウノドリから考えるリハにおける患者対応

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