障がい者グループホーム『メターズハウス』がオープン
2023年5月、青山筋膜整体 理学BODYが新規事業の先駆けとして、障がい者グループホーム『メターズハウス高坂』をオープンしました。主に筋膜整体を主軸とする理学BODYが、
・なぜ障がい福祉事業をスタートしたのか?
・なぜグループホームなのか?
・実際どんな様子なのか?
本記事ではそんな気になる内容について、深掘りしお伝えしていきます。まず気になる、一風変わったグループホーム名の意味を最初に解説します。ここでいう「メタ」が一体どんな意味を持つのか、お分かりいただけるでしょうか?実はここには以下の3つの意味が込められています。
・目がたくさんの造語のメタ:閉鎖的な空間ゆえの事故や事件、サービスの不協和が起きてしまうのでは?というネガティブな予想、これを一人でも多くの目で風通しの良い施設にしたいという願い
・メタ認知のメタ:行政・地域社会・同業から「どうみられているか」を常に意識するため
・メタバースのメタ:今後web3の方向へ舵を切るので、その決意を込めて
そんな様々な思いの詰まったメターズハウスの開設までの経緯を、早速お伝えしていきます。
そもそも、なぜ障がい福祉事業をスタートしたのか?
障がい福祉事業をスタートした理由は、理学BODYの執行役員であり新規事業の責任者を務める肩の2つの経験が大きく関連しています。1つ目の理由は、肩の身内に発達障害の子供がいたことです。理学療法士でありながらも、整形外科領域での勤務経験がメインであった肩は、身内から相談を受けても適切なアドバイスができませんでした。
気になって調べて行き着いたのが、障がい者グループホームなどの障がい福祉事業の存在です。しかし詳しくみていくと、その在り方は様々で、障がい者支援よりも収益化の色が強く出てしまう施設が多いことにも気づいていきました。こんな現状では、なかなか自分の身内に勧めたいと思える施設がなかったことが問題意識として心に残ることとなりました。
2つ目の理由は、地元の高いキャリアを持つ友人が、障害児を持ったことが原因の一つとなり自身のキャリアを諦めてしまったことです。仕事と障害児の育児の両立が難しい現代社会の在り方にも問題意識を感じることとなります。そこで、そもそも障がい者施設の数が少ない地元の石川県でのグループホーム開設を目指しました。
なぜ、グループホームなのか?
実は将来的には、就労支援の分野にも携わっていきたいという希望があります。というのも、現状の就労支援において、障がい者の時給の低さや単純作業しか任せてもらえないという問題があるからです。
ただ、少しのエラーでもパニックになってしまったり、作業の継続が困難になってしまうことがあるのが難しいところです。いきなり自分たちが良いと思っていることを押し付けてしまうのは、大きなストレスを与えてしまうことにもなりかねません。そこで、「なにがあっても大丈夫」と安心できる場所をまずは作りたいという思いから、グループホームの開設を目指しました。
オープン後の実際の様子は?
5月にオープンし、現在数名のご利用者様が生活する場となったメターズハウス。その実際の1日の流れは下記の通り。
朝は日中の外出(就労や通所サービスの利用など)に向けての準備、夕方の帰寮後は夕食の準備から入浴の支援などを行っています。ときには、「家族のためにお弁当を作って届けたい」という利用者様の想いを叶えるべく一緒にお弁当を作って届けたり
「お菓子作りをしてみたい」という希望を叶えるべく、一緒にスイートポテトを作ったり
利用者様の思いを第一に、サービスを提供しています。「最高の技術で、世界中の人を健康に」を理念に抱える理学BODY。当たり前のことですが、人の悩みは体の悩みだけではありません。精神的な部分でも質の高いサービスが提供できるように、今後もあらゆる知識やスキルを磨きながら日々努力していきます。
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