皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。先週までは脳卒中に対するプライミングについて解説しました。本日は内容を変えて肩関節のインピンジメントについて解説していきます。
インピンジメントの概要
インピンジメント症候群はNeerが提唱した概念であり、肩関節の障害の中では評価・介入される内容であると思います。インピンジメント症候群には関節外インピンジメントと関節内インピンジメントがあり、大きく2つに分けられます。実際には以下の様に分類されています1)。
臨床の中で多く認めるインピンジメントに関しては関節外インピンジメントの肩峰下インピンジメントになります。実際に肩関節痛を認める症例の30-86%に肩峰下インピンジメントを認めたと報告しています2)。ここからはそれぞれについて解説していきます。