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過激発言の理由。「開業」についての本音を聞く|波田野征美先生

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トリガーポイント療法との出会い

波田野さんアイキャッチ

 

ー 先生がトリガーポイント療法を中心に臨床を行ない始めたのは、いつ頃ですか?

 

波田野先生たぶん1年目の後半だったと思います。最初はなんとなく知っただけでした。患者さんを治したいという気持ちから、よく本屋へ行く習慣がありました。

 

そこでアスター(ASTR)の本を手に取ったのが最初です。本の中に、出版記念セミナー案内のハガキが入っていたので、とりあえず参加してみることにしました。

 

そのセミナーに参加すると、私の担当する患者さんの症状と近い話が多く「これは良いな」と直感的に思いました。それから取り組み始めましたね。

 

同時期に「トレーナーになりたい」という思考があったし、コアコン(コアコンディショニング)が流行っていたりして、「やはり体幹が大切だよな」と思っていた部分も多くありました。

 

ですので、最初はトリガーポイントをやってはいたけど、今ほど熱心ではなかったです。埼玉のクリニックに転職した時に、運動療法をやろうとすると露骨に嫌がる患者さんがいたんですよ。

 

「揉んでほしい」と。そこで考えさせられて、トリガーポイントを徹底的にやり始めたのが、ここ5年くらいのことですね。

 

トリガーポイント療法で使う道具

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ー 治療の際に、色んな道具を使われているようですが紹介していただけますか?

 

波田野先生:例えば小さいゴムボールを使って治療しています。圧に対して、凹んでくれるので広い面でトータルな筋のリリースができます。

 

人によって使い方を変えるので色々なものを持ってます。試してみないと何がいいかわからないので、トリガーポイントに使えるアイテムはほぼ片っ端から買いました。その中で使えるものを自分なりに見極めています。

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ー トリガーポイント療法は”痛み”に対するものだと考えている人が多いと思いますが、実際はいかがでしょうか?

 

波多野先生:まず痛みや痺れに特化しているのは間違いないです。でも患者さんがなんで動けないかというと、「痛いから動きたくない」という人が多いはずです。

 

もちろん筋力低下などもありますが、痛み由来の筋出力低下も少なからずあります。つまり動作にも関係しています。

 

そこで、痛みを取ってあげることがで、ADLや動作の改善にもつなげることを意識しています。トリガーポイントは筋節が短くなって収縮不全が起こるので、筋力低下も起こすんです。

 

運動療法をやっても能力が上がらないという問題は、実はトリガーポイントがあって収縮不全があるということも多いと感じます。なので、「動作」にもアプローチできるものです。

 

そういう意味で治療だけでなく運動療法の前のコンディショニングという点でも知らなければいけない”概念”だと思います。

 

 理学療法とリハビリテーションの概念について

ー トリガーポイントが概念ということはとても参考になりました。では「理学療法」と「リハビリテーション」の概念についてはどのように考えますか?

 

波田野先生:理学療法という手技があるわけではないので、理学療法の概念って果たして何なんだろうと常々考えます。

 

業務独占でもないですし、「理学療法とはこうである!」というものを言いきりにくい職業なのだと思います。なので理学療法とリハビリテーションの概念は、人それぞれあると思います。

 

定義はすでにあるもので、それに則って自分自身で概念を持つことが大切ではないかなと思っています。

 

過激発言の理由

ー 失礼な質問になりますが、Facebookで過激な発言をされている理由を教えてください。

 

波田野先生:受講生からは「今日は怒られると思っていました」とか、懇親会で「ネットのイメージと違う」といってくる人がいます。あえてあのような発言をしています。

 

開業肯定派と否定派がいると思うけど、「どっちでも良いじゃん」というのが正直な意見です。私の発言が、開業肯定派に見えることが多くありますが、実は反対意見としての発言も実際にはSNS上でしています。

 

両極端の意見をあえてあのような発言をしてバランスを取ろうと思っているのですが、どうしても一部の発言のみが取りあげられ、それが一人歩きしてしまっています。

 

人は、自分の見たい情報しか見ようとしないと言われているからでしょうか。どうしても、あのような発言をしていると、極端なイメージを付けられてしまうのだと思います。

 

波田野先生も登壇。「開業」についての本音を聞く↓↓

https://1post.jp/2446​​​​​​​

 

 波田野征美先生経歴

経歴:

2006年 社会医学技術学院 昼間部理学療法学科卒

2006〜2011年1月 茨城県 安藤整形外科

2011年1月〜2015年7月 大友外科整形外科

2015年8月〜現在 筋膜&トリガーポイント専門整体院「Mr.コリとる」

その他、フリーランスのセラピスト&トレーナーとして活動。

その他で2012年3月〜2013年1月レフリハ講師。

2013年1月〜Oriental Physio Academy設立。

OPA:http://oriental-physio-academy.jimdo.com

コリとる:http://ageokoritoru.com

アメブロ:http://ameblo.jp/pata0511/

コリとるブログ:http://mrkoritoru.blog.fc2.com

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過激発言の理由。「開業」についての本音を聞く|波田野征美先生

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