理学療法士が考える野球理論
--大高先生が理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください。
大高先生:小学2年から高校まで野球をやっていたのですが、思うような結果が残せませんでした。
文武両道の中でいかに結果を出すかと考えていたときに、自分の身体を知るところから興味が湧きました。
結果が出せなかったから、自分が理学療法士になって、選手のサポートをしたいと思ったのがきっかけです。
--現在の仕事とそれに至るまでの経緯を教えてください。
大高先生:現在は、Koshi Con(コシコン) という企業で野球動作の分析をしています。
資料などにまとめて、依頼があれば各地に伺い、指導者や選手達に講習会を開いています。
埼玉県や千葉県からの依頼が多いのですが、私の地元の福島県でも何チームか依頼をいただいて講習会を開催しています。
私は理学療法士6年目になるのですが、5年間は総合病院で勤務していました。
入職当初から『野球の選手を診たい』と言い続けていて、先輩などの繋がりで声をかけていただいたのがきっかけで今に至ります。
私たちの年代は88年会
--若手療法士や学生さんへのメッセージをお願いします。
大高先生:自分のやりたいことや目標を自分の中だけにしまうのではなく周りに言うこと、人との出会いを大切にしてもらいたいです。
やりたいことや目標を言うのは例えばSNSでも構わないと思います。
自分自身もSNSでこういうことやってますと発信して依頼が来たこともあります。
また、初めて会う人や行く場所は緊張するとは思いますがどんどん足を運んでいくことです。
色んな人と会うことで新たな学びや、チャンスが来ます。
--大高先生の今後のご活動についての想いをお聞かせください。
大高先生:野球でいうと、私たちの年代は田中将大、前田健太、柳田悠岐選手のようなプロ野球選手が多く、88年会というものを結成しています。
今現在、同い年の教員の方から依頼されることも多いので、将来の野球選手を育てようと同世代の指導者同士で88年会を作り、情報交換をしています。
同世代の指導者との関わりの中で、お互いを高めあい、将来のプロ野球選手を輩出できるよう、私自身は提供できるパフォーマンスアップに向けての講習会などを開いていきたいです。
大高 和真先生経歴
【経歴】
平成19年:福島県立磐城高等学校卒業
平成23年:帝京科学大学 医療科学部 理学療法学科卒業
平成23〜28年:八潮中央総合病院勤務
平成24年:Koshi Con(コシコン)での活動開始
【資格】
・理学療法士
・NSCA-CPT(NSCA Certified Personal Trainer:NSCA認定パーソナルトレーナー)」
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大高先生コメント>>
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