頭の回転早い高齢者「スーパーエイジャー」の脳は何が違うのか|研究

3439 posts

 

記憶力テストの得点が、50~65歳と同程度を叩き出す80歳以上の高齢者、「スーパーエイジャー」の存在を知っているだろうか?


スーパーエイジャーの定義は論文によってまちまちだが、世界中で様々な研究報告がされている。

 

他の高齢者の脳と比較して何が違うのか、今回は2つの知見をご紹介する。

 

■ 18か月に及んだ調査期間中、スーパーエイジャーの脳は萎縮した量は約半分で、萎縮率は平均的な高齢者が2.24%だったのに対し、スーパーエイジャーはわずか1.04%だった。

(参考:Memory Amanda H. Cook, MA1他 . Rates of Cortical Atrophy in Adults 80 Years and Older With Superior vs Average Episodic . JAMA

 

■ スーパーエイジャーの脳は対照群の脳と比べると、厚みのある領域がいくつもあった。しかし、そうした領域は、認知プロセスと関係する領域ではなく、強い感情と結びついている領域だった。

(参考:65歳を過ぎても脳機能は20代、「スーパーエイジャー」たちが習慣にしているアクティビティ4つ)

 

現状、スーパーエイジャーになるには感情中枢を活性化させることで、そこに近づけると考えられている。

 

リハビリテーションも、ゲーム性をもたせたり、毎日同じメニューではなく、少し変えて患者さんに提供することが認知症予防には効果的だ。

 

合わせて読みたい

【作業療法士|佐藤良枝先生】認知症の障害と能力把握に必要なのは?

 

<本記事は、※1著作権法第32条 を参考に、以下の部分に注意し、記事の引用を行なっています。>

1,引用文と本文の区分をはっきりする。引用文には、「blockquoteタグ」で囲うものとする。2,引用元の本文を全文引用しないものとする。3,引用文は勝手に編集(構成上略す場合を除き)、内容の変更は行わないものとする。4,引用文のみの記事構成にはしないものとする。以上.

※1(引用)著作権法第32条  公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。(文化庁:著作権なるほど質問箱

頭の回転早い高齢者「スーパーエイジャー」の脳は何が違うのか|研究

Popular articles

PR

Articles