ーPTになろうと思ったきっかけを教えてください。
白畑先生 私自身、野球肘で理学療法を受けていたことがあり、清◯選手の治療をしたいと思ったのが最初ですね。
- 清◯選手というと去年逮捕された、元プロ野球選手のあの方ですか?
白畑先生 そうです。例のあの事件のときはショックでした。もともと山形に住んでいたので、大学は都会に出たいと思い、仙台と東京の学校を受験して、合格した仙台の学校に進学しました。
ー 最初、勤めた病院はどんな病院でしたか?
白畑先生 はじめは、都内の回復期リハビリ病院に勤めました。当時は、回復期病院が一番勉強ができそうというイメージがあり、比較的新しい病院で建物が綺麗だったので、そこを志望しました。その回復期病院は、上司の人たちも勉強意識が高く、教育もしっかりしているところでしたので、今でもそこで働いてよかったと思っています。
ー そこからその回復期病院を辞めて、今の職場である「Luxem訪問看護リハビリステーション川崎多摩」に移ったきっかけは?
白畑先生 実は回復期病院に勤めているときにも訪問リハビリを1~2件担当していたことがあり、在宅でのリハビリに興味を持ちました。臨床6年目のときに、後輩から「今度、知り合い(今の経営者)が訪問看護ステーションを立ち上げるから一緒にやらないか」声がかかり、人生のチャンスなんじゃないかと思い転職を決めました。
ー 病院から訪問リハビリに移った時は、最初戸惑いはありましたか?
白畑先生 病院は本当に整った環境なので、患者さんが病院で生活できていたレベルと在宅に帰ったときとではギャップが大きくあると感じました。歩けない人が歩けるようになることはハッピーなことですが、それが達成できたとしても、家で生活できるかというのはまた別の話です。
もし、訪問リハビリに転職を考えている人は、利用者さんの社会的背景や生き方とかを専門職として評価して、視野を広げてみることができると面白みを感じてくるのではないかと思います。病気をみるのではなく、人を見るということです。
ー 訪問リハビリで印象に残っているエピソードを聞かせてください。
白畑先生 奥様がアルツハイマー型認知症で寝たきりの利用者で、その旦那様も90歳代後半で腰が痛いという状況の中で二人暮らししている夫婦がいました。奥様は、過去に老人ホームやデイサービスの利用もあったのですが、「食事介助を本人のペースでやってくれない」、「排泄したのにおむつをすぐに変えてくれない」ということがあり、旦那様が他のサービスを全部断っている方でした。
私が訪問リハビリに入って、おむつを変えるためのお尻上げの運動や、寝返りの練習などを旦那さんに指導すると、できないながらも一生懸命やってもらい、そのときに家族の愛をすごく感じました。
奥様の機能レベルと介護力が低いキーパーソンで、一般的にみると在宅も難しいケースなのかもしれないのですが、夫婦の愛の力はすごいなと思いました。純粋な機能レベルだけでは計れない、在宅医療の面白さを感じました。
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Luxem訪問看護ステーション川崎多摩について
ー Luxem訪問看護リハビリステーション川崎多摩では認定資格が給与に反映されると伺いました。
白畑先生 はい、私どもの訪問リハビリでは、認定理学療法士や3学会合同呼吸療法認定士などの資格をもったリハビリ職種の方には手当てがつくようになっています。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は国家資格なので、保険請求で成り立っている業務である以上、なかなか給料が上がらない状況にあるといえます。
職員のキャリアアップは会社として応援していきたいと思っていますし、利用者さんにとっても、より質の高いサービスを提供できるようになることが、Luxem訪問看護リハビリステーション川崎多摩にとってもプラスになることだと思っています。
ー 病院だと、業務後にカルテを打ったり書類業務が残っていたりして、残業が多いところも多いと思います。Luxem訪問看護ステーション川崎多摩はどうですか?
白畑先生 勤務時間は常勤だと9時から18時までで、定時にあがることができるので、僕は平日に週二回、事務所の隣にあるトレーニングジムで汗を流しています。
短時間だけ働きたい方には、好きな時間帯を仰っていただいて、その時間に入れる訪問件数をこちらで設定することができます。自由度が高く働けるので、お子様がいる女性の方にも喜ばれています。
また、土日祝日も完全休みで、夏休みや正月休みもしっかり取ることができますのでプライベートも充実しています。当法人は「LX」という草野球チームを結成しており、去年の川崎市の大会でついに優勝することができました。
ー 優勝!すごいですね。強さの秘訣はどこにあるのでしょうか?
白畑先生 うちの野球チームは、人が人を呼んで集まってできたチームです。一緒にいて野球を楽しくやれるメンバーが集まっているところだと思います。
弊社の社長が「飲み会までが草野球」だとよく言っていて、前日から飲み食いして、ほぼ徹夜状態で野球の試合をしたり。また試合後も皆んなで飲んでという感じで楽しくやっています。
もちろんお酒が飲めない方でも、うちのチームは歓迎しますよ!
就職面接ではどんなことを聞く?
ー まず、白畑先生はLuxem訪問看護ステーション川崎多摩で採用面接もされていると伺いました。どんな理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と一緒に働きたいと思っていますか?
白畑先生 Luxem訪問看護ステーション川崎多摩の経営理念は「みんなにいっぱいありがとうをもらえる会社」です。
地域の利用者さんも含めて、住んでる方々も、働くスタッフもお互いに「ありがとう」と言えるような、なんでも感謝できて助け合えるような気持ちを持っている方と一緒に働ければと思っています。
あとは、先ほども言いましたが、資格や研修に参加するのに手当てをつけたりしていますので、勉強意識が高い人は大歓迎です。
ー 見学のときからすでに就職面接は始まっているというのは本当ですか?
白畑先生 はい。見学のときから、社会的なマナーや言葉遣い等はなんだかんだ目につきますし、そこでの印象も考慮に入れています。
この業界の特徴として、一般的な社会常識を知らない人が多いというのがあると思います。家に入ったときの靴の脱ぎかたであったり、玄関先で上着を脱ぐことであったり。
そういったことは、見学のときから気をつけておかなければいけません。
ー 就職面接の時に必ず聞く質問を教えてください。
白畑先生 前職を辞めた理由は必ず聞いていますね。どこの職場にも不満の一つや二つ持っていることは普通ですし、辞めたのが悪いとかは思いませんが、その中でも、辞めた決定打となったものは何なのか。
もしかすると、当法人に来ても、同じような問題で辞めたいと思ってしまうかもしれませんし、それでは双方にプラスではありません。働く皆んなが楽しく「ありがとう」をもらえる会社を目指していますので、そこを聞くことは大切だと思っています。
ー 白畑先生は就職面接で「学歴」も考慮したりするのですか?
白畑先生 考慮はします。私の考えですが、高学歴の人というのは勉強を頑張ることができる努力する能力が高い人だと思っています。
ただ、学歴が低いからといって、評価が悪くなることはありません。あくまで人を見ています。
ー 顔採用はありますか?
白畑先生 ありますね。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士というのはサービス業でもあるので、愛嬌があったりそこで得するというのはあると思います。顔面偏差値というよりも、見た目の印象ですね。
ー 逆に「こんな人が就職面接に来たら不採用」というのはありますか?
白畑先生 勿論絶対とは言いませんが、面接に来てるのに目線が合わなかったり、問いかけに対して明後日のことを言っている人は不採用になりやすいと思います。訪問リハビリにおいてコミュニケーション能力はとても大切です。
例えば、利用者様は、訪問リハビリはどんなことをしてくれるのか、疑問に思っている方はとても多いです。たいていの方はリハビリ室で行うようなリハビリをイメージしています。そういった方にも、最初にきちんと説明してその不安を払拭できなければいけません。
ー 最後に白畑先生にとってのプロフェッショナルとは?
白畑先生 永遠にその物事にハングリーであれ!です。
★なお、Luxemでは業務拡大につき、PTOTSTを募集中です。11,12月頃の転職を考えているセラピストは、ぜひこちらからお気軽にご相談ください。
※ご連絡の際に「POSTを見て応募しました」とお伝えすると採用率が上がります。