今月28日、中央社会保険医療協議会の総会は、2018年度の次期診療報酬・介護報酬改定に向けて、「回復期リハビリテーション病棟におけるアウトカム評価の導入の影響」や、「維持期リハビリテーションの介護保険への移行状況等を含むリハビリテーションの実施状況調査」を行う旨を発表した。
調査内容は、以下の内容などであるー。
・要介護高齢者に対する維持期リハビリを介護保険へ移行できる患者はどの程度か、また移行に当たってどのような心理的抵抗感があるのか
・前回改定で新設された【目標設定等支援・管理料】の算定状況や、介護保険給付への移行に向けて効果的な対策は何か
・前回改定で導入された「回復期リハビリ病棟」におけるアウトカム評価(効果の高いリハビリを行っていない病院では、疾患別リハビリ料の算定を制限する)の状況はどうか
回復期リハビリテーション病棟における診療報酬に関しては、前回の改定にて「リハの提供量が多い=ADL改善度合いが高いわけではない」ことを問題点にあげ、FIMの運動項目を指標としたアウトカム評価を採用した。
現在、社会保障費の増大に伴い「要介護高齢者へのリハビリを、介護保険リハビリへどのように移行していくか」が課題に挙げられており、今回の調査は改定案に反映される。
なお、7月〜9月に調査を行い、10月〜11月に結果が中医協に報告される見込みである。
また、その結果はPOSTにて報告させていただくので、お見逃しなく。
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