終末期患者の降圧療法はNG?|高齢者高血圧診療ガイドライン2017

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医療従事者を目指すものならば必ず必要となるであろう「血圧測定」。

血圧測定の意義は、疾患の診断に役立てる、薬剤の効果を判断する、循環器疾患の経過を観察するなど様々である。

 

日々の血圧測定を行う必要性は感じる一方で、血圧の治療に関して疑問に思ったことはないだろうか?

 

血圧の治療に関しては現在様々な見解がある。

 

日本老年医学会(楽木宏実理事長)は、降圧薬の治療と認知機能やフレイルとの関連や、介護施設の入所者や終末期の人に対する降圧療法の留意点などを盛り込んだ「高齢者高血圧診療ガイドライン2017」を作成した。

 

その中で少し興味深い内容が見られたので紹介したいと思う。

 

「週末期患者の降圧療法は中止検討を」

 

身体機能が低下している介護施設の入所者への降圧療法については、「予後を悪化させる可能性がある」とする一方、介護施設に自力で通える程度の身体機能を持つ高血圧の高齢者への降圧療法は、予後を改善させる可能性があると指摘。その上で、介護施設の入所者に対する降圧療法は「個別の判断が必要」とした。また、終末期の高齢者への降圧療法は、その意義が乏しいことから、「降圧薬の中止も積極的に検討する」ことを推奨している。

詳細を読む(引用元):CBニュース

 

降圧薬の治療は脳血管、心大血管疾患に伴うフレイルへの移行やその増悪を予防する点で「推奨される」とされ、血圧が高い高齢者への降圧薬の治療に関しては、認知症の発症を抑制したり、認知機能障害のある人の症状の悪化を抑えたりする可能性があるが、まだ一定の見解は得られていない。

 

実際の臨床場面にて、リハビリのオーダーが出ているが、血圧の管理が不十分で思うようにリハビリが行えなかったり、しかしオーダーを出した医師は「無理のない範囲で」というような曖昧な指示だったことはないだろうか。

 

おそらく医師も様々な見解がある中で患者の状態を見極め、的確な指示を出しているであろう。

我々は医師の指示を守りその範囲内でリハビリを行う必要がある。

 

まずは医師との密な連携を図り、どういう目的で出された指示なのか確認することが必要である。

 

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