脂肪幹細胞治療、どのように回復していったか
治療で期待される効果として、担当医から以下のように説明がありました。「軟骨の厚みが劇的に増えることはないかもしれないが、骨頭付近のギザギザになっている部分がなめらかになってきたり、MRIで見られる小さな黒い部分が修復されるのが期待できる。それにより関節の動ぎがなめらかになり、痛みも引くことが考えられる。」
幹細胞投与までの数ヶ月、私は理学療法士によるリハビリと初動負荷トレーニングを始めました。幸いにもひどい痛みに苦しんでいなかったので、十分な事前準備を行うことができました。
麻酔をかけて培養した幹細胞を右股関節の関節包に投与しました。10分に満たない間でしたが、気持ちを落ち着けるために腹式呼吸を行っていました。投与自体はとてもうまくいきました。可動域を広げ、筋肉の緊張緩和に取り組むためにトレーニングを続けました。
その後2回目の投与を終え、今この文章を書いています。最初の投与から約2ヶ月経ちますが、痛みが減少しているのを感じます。
*培養した幹細胞を股関節に投与する映像があります。注射等が苦手な方はご注意ください。