眞田先生からスポーツ理学療法を学ぶ
5月5日(日)>>クリニック勤務でスポーツ分野に関わりたい人必見
*スポーツ業界コネです。眞田先生とのコネをつくりましょう。
スポーツ理学療法。多くの理学療法士が目指したこの分野。養成校卒業とともに、この道を断念する方も多い。その理由は以下の内容に集約されるだろう。
「稼げない」
「母数が少ない」
「不安定」
という3つの言葉に集約されるだろう。ただ、実際の所はどうなのだろうと思い、以前対談イベントを行いました。
対談では、元Jリーグの理学療法士として活躍された富永先生、AT学科で教鞭をとる理学療法士原田先生、そしてロンドンパラリンピック他、多くの国際大会を経験された理学療法士の眞田先生にご登壇いただきました。
スポーツ分野に進むため新卒で働くならどこ?
編集長イマイ
よろしくお願いいたします。先生方に質問が来ております。「将来スポーツ分野で働きたいと思っています。新卒で働くならどこを選択するべきですか?」とのことです。実際に学生に教えられている原田先生にご回答いただきたいと思います。
原田先生
私の場合、AT学科(アスレチックトレーナー)を教えてるので少し違いますが、PT学科の子達を教えている時は、入学当初より卒業が近くなるにつれて、この質問は減っていきましたね。で、私が説明するのはスポーツ分野への関わり方で違うと説明しています。
編集長イマイ
というのは、専属とパーソナルの違いということでしょうか?
原田先生
えっとですね。スポーツ分野で働こうとすると、すごく広い分野の仕事があります。大きく分けると、選手が自分の施設に来る場合と理学療法士が現場に行くパターンです。前者はスポーツ外来のあるクリニックを勧めますし、後者の場合は、職場の自由度を選択基準に入れるべきと答えます。
編集長イマイ
医療機関ということですね。富永先生は、元々スポーツにこれっぽちも興味がなかったと思いますが、どのように回答されますか?
富永先生
昔は医療機関で経験を積みながら徐々にスポーツのことを空き時間に、という形で説明していましたが、今は考えが変わりました。そもそも、スポーツの世界に飛び込めるチャンスなんて、そんなに来ないです。となると、「何処にいく」ではなく「誰にいく」とうことです。場所ではなく、人についていくことがスポーツ業界に進むチャンスが多いと思います。
編集長イマイ
つまりコネですね。この世界は。
スポーツ業界に行くにはATが必要?
編集長イマイ
よくスポーツ分野に行くためにはATが必要と言われることがありますが、国際大会に多く帯同経験のある眞田先生、その点いかがでしょうか?
眞田先生
実は、PT学科に入る前、AT学科にいました。結論から先に言うと、国際大会に行くにしてもATを持っているか否かは問われていません。「持っていないとダメにしよう」と言う流れは確かに長いことありますね。
編集長イマイ
AT持っていなくて、国際大会では困りませんでしたか?
眞田先生
国際的にPTの地位も高いですからね。技術や知識面でも、理学療法士を選んで良かったと思っています。
編集長イマイ
ちょっと話変わりますが、眞田先生はクリニック勤務で国際大会にも帯同していたと思いますが、クリニックとはどのような契約だったんですか?
眞田先生
普通に社員として契約してもらっていました。国際大会が続く時は、3ヶ月くらい海外にいることもありましたけどね。
編集長イマイ
その間のお給料はどうしていたんですか?
眞田先生
もちろん普通にお給料は支払われます。
編集長イマイ
ものすごい理解ある職場ですね。
続くー。