右半球損傷者の運動観察療法 自己より他者の方が効果大

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脳卒中リハビリテーションで実施されている運動観察療法において、右半球損傷者には他者の運動を観察させる方が、パフォーマンスに強い影響を起こすことが明らかとなった。

脳卒中患者における自己と他者の運動観察による影響の違い

 

今年7月、畿央大学大学院の渕上健氏(博士後期課程)と森岡周教授は、右半球損傷者と左半球損傷者のそれぞれに、自己と他者の運動を観察をさせ、自己と他者のどちらの方がパフォーマンスに影響するか検証した。

 

実験には34名の脳卒中片麻痺患者が参加し、安全かつ容易に実施できる非麻痺側でのステップ運動を実施後に、自己の運動を撮影した映像または、他者の運動を撮影した映像を観察し、その後、再びステップ運動を実施してもらった。

 

実際にステップ運動をする運動実行時間、イメージ内でステップ運動をするイメージ時間、イメージの鮮明度をKVIQの段階付で評価し、右半球損傷者と左半球損傷者のパフォーマンスに、自己または他者の運動観察がどのように影響するか比較した。

 

その結果、右半球損傷者は自己の運動観察に比べ、他者の運動を観察した方が、KVIQの筋感覚イメージの得点が高く、イメージ時間と実行時間の差分が大きく、他者の運動観察の方が鮮明なイメージを惹起させ、パフォーマンスへの影響が強いことが判明した。

 

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