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アロマは「セルフメディケーション」の思考に導く手段でしかない。

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「アロマ」を活用し、「セルフディケーション」の考え方をもとに活動されている「アロマケア研究会地域事業部」代表の前田さんに研究会設立の経緯と今後の展望についてお聞きしました。

 

車で片道20分の通勤中に早朝ラジオ体操に向かう子どもたちの姿を見かけます。その姿を見るたびに小学生の社会の授業で習った「人口ピラミッドと少子化問題」について思い出します。

私も社会人となった現在の日本、その予想は外れることなく確実に「少子化社会」へ突入しています。

【少子化と比例して増加する高齢化率】

「アロマ」を活用し、「セルフディケーション」の考え方をもとに活動されている「アロマケア研究会地域事業部」代表の理学療法士の前田さんに研究会設立の経緯と今後の展望についてお聞きしました。

アロマを活用して何かを成し遂げることが大切になります。


ーー  こんにちは。アロマと聞いて女性の方が運営していると思ったのですが、男性なんですね。


前田  はじめまして。はい。男です(笑)。第一印象は「あなたがアロマ?」と変な目で見られることが多いですね。

 

ーー いつも何をされているのか教えてください。

 

前田  普段は「訪問看護リハステーション スピット」で在宅でのリハビリを行っていますが、元々は総合病院で理学療法士(以下PT)として働いていました。そのときも「その方の人生再建に携わる」という使命を持って頑張っていましたが、病院では入院期間が定められているため、ある一定期間しか関わることができません。本当にこの方の人生に携わりたいのであれば、自宅に戻ったあとに住み慣れた環境で生活することを支援することが本当の人生再建になるのではないか?と考えるようになり、今の職場に転職しました。

 

ーー 転職してから大変なことはありませんでしたか?


前田   はい。入職して半年経ったときに強烈な体験をしました。それは「人が死ぬ」という体験です。癌の末期の方や在宅酸素を使用して生活される方を担当し、昨日までいつも通りに関わっていた方が急変で亡くなってしまう。地域に出るとよくあることなのかもしれません。しかし、身近に死を経験したことがなかった私にとっては立ち直れないほどの体験でした。

 

ーー 超高齢化社会の日本で、PTとしての関わりはどのようになっていくと考えていますか?
 

前田  現在の日本の総人口は約1億2600万人。その中で65歳以上は3500万人で、高齢化率27.7%は世界で類を見ない高さです。今後は平均寿命の延伸に比例して高齢化率も増加します。最近では、病気や転倒を未然に防いでいく「予防」の考えも強くなっており、地域サロンや転倒予防教室などを見かけますが、積極的に参加される地域住民の方はまだまだ少ない印象です。

これからの高齢者の増加を考えると、私たちPTがどれだけ予防を訴えても「関われる人数」「周知できる範囲」に限界があると感じました。それをきっかけに自分の健康は自分で守る「セルフメディケーション(自己健康管理能力)」がこれからの日本には必要であると思っています。


私たちが携わった方々がご友人など周りに伝えていけば、より多くの方の自己健康管理能力が養われて、元気で過ごせる方が増えていくのではないかと思います。

 

 

ーー そのセルフメディケーションを構築するために「アロマ」を活用するということですか?
 

前田   はい、その通りです。「セルフメディケーション」の考えの構築に必要なのは、「継続可能性があるもの」「簡易的であること」の2点を兼ね備えていることです。

それを実現できるのが「アロマ」でした。

 

アロマケア研究会と今後の展望とは?


ーー アロマケア研究会の取り組みとして具体的な活動を教えてください。
 

前田 アロマを活用したセルフメディケーションを広めていくには、その知識や技術を持ったセラピストの存在が必要です。

私たちは「資格認定制度」という形でセラピストがアロマを学ぶ環境を整えています。
アロマの基礎を学ぶ「アロマセラピスト編」から、応用的内容の「ホームケアプランナー」まで4段階のプロセスになっています。
さまざまな職種の方に受講していただいていますが、やはりリハ専門職の方が一番多いですね。看護師の方も多く受講されます。

やはりこの医療福祉の業界では「誰かのために何かを尽くす」精神が素晴らしく根付いていることを感じます。

 

ーー 最後に前田さんの今後の展望を教えてください。
 

前田   ヨーロッパでは、アロマを医療行為として認める国もあるくらい信頼も高まっていますし、現場への普及も進んでいます。日本ではまだまだ臨床研究やビックデータが少ないため、統合医療という分野に分けられていますが、今後は西洋医学だけでなく、緩和ケアや慢性疼痛で悩まれている方には「統合医療(補完代医療)」で必要なものになると思っています。
地域や在宅でのリハビリ・看護に携わる方々の介入手段のひとつとして、アロマが当たり前の存在になってほしいですね。そのためにアロマケア研究会のクレドでもある「効果効能を数値化する」が重要になります。単純に「よかった」「楽になった」だけではなく、数値化してどれくらいの変化があったのかを証明していくことが今後の我々の課題になります。


ーー これからの活動も楽しみにしています。今日はありがとうございました。
 

前田  嗅覚への注目度は年々高まっていますので、もっと多くの方にアロマの可能性を届けられるように頑張ります。ありがとうございました。

 


アロマケア研究会地域事業部  公式ページはこちら  http://aromalabo.site/

2018年 アロマリハ研究会地域事業部設立

2019年 アロマケア研究会地域事業部へと改名し、認定資格制度を開始

 

近況のアロマ認定資格制度の開催はこちら

【アロマテラピーアドバイザー】

精油に関して深く学んでいきます。


日程:2019年10月26日
場所:リハビリセンター -smile-スミレ 光の森
料金:7,000円
資格名:アロマテラピーアドバイザー(基礎編)
資格条件:アロマセラピストを受講された方

お申し込み先
http://aromalabo.site/contact2/index.html

詳細はこちらからご確認ください。
http://aromalabo.site/

 


 

EMIASグループ

・リハビリセンター Smile スミレ

https://smile-kumamoto.jp/service.html

 

・訪問看護リハステーション  Spito スピット

https://spito-kumamoto.jp/

 

・ウーマンズヘルスケア研究会

https://womanhealth-studygroup.jimdo.com/


 

アロマは「セルフメディケーション」の思考に導く手段でしかない。

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