今年4月の和歌山市議会議員選挙にて当選し、その後「当選すれば和歌山県理学療法士連盟に毎年100万円以上寄付する」などと書いたメールを送ったことが発覚し、公選法違反(利害誘導)の罪に問われていた中前和則被告の判決が、本日下った。
判決は、懲役1年、執行猶予5年(求刑懲役1年)。武田正裁判長は、「メールを送った行為に関して「あからさまで悪質性が高い」と批判。一方で、市議を辞職するなど社会的制裁を受けているとして、執行猶予とした。」としている。
中前氏は、昭和56年より和歌山県和歌山市にある琴の浦リハビリテーションセンターに38年間務め、和歌山県理学療法士会の会長や日本理学療法士協会理事も、4期に渡って務めた。
無所属新人として立候補し、2,474の得票数を集め当選していた。(45人の立候補者のうち落選は7人。)