女子野球の今
野球はずっとやっていて大学一年の時に日本代表に選ばれました。今もアマチュアでプレイしています。女子野球人口も以前と比べて増えてきているようですが、世界的に見ると少ないほうです。
ただ、とてもレベルは高くて、日本はやっぱり細かい野球が上手く世界大会で4連覇するほどです。
※9月11日、韓国は釜山で行われた「第7回WBSC女子野球ワールドカップ」で、全勝優勝。5連覇を達成されました。六角さんは決勝の対カナダ戦の大舞台で、1番サードで先発出場されていました。
子供たちと関わっていて思うのは、外で遊ぶ機会が少ないからか、転んだらすぐ泣くとか打たれ弱い印象はあります。ボール投げとかも苦手な子が多いですね。
文部科学省の調査でも遠投力が落ちたっていうデータも出ているみたいですし。父親とキャッチボールもしたことなくて、投げ方自体見たことがないっていう子もいます。
二足のワラジ
高校卒業する時に、野球にずっと関わる仕事がしたいと思っていて理学療法士の学校を選びました。
就活は養成校を卒業しても選手として野球をやりたかったので、そのためには土日祝日が休みでないといけない。たまに遠征とかもいったりすると連休も取らなければならないし。
そんな感じで探している時に、ちょうど前の監督に紹介をいただいて、「ベースボールわくわく塾」に就職を決めました。病院やクリニックも選択肢になかったわけじゃないけど、やっぱりなかなか休みって、都合よく取れないですよね。
「わくわく塾」では、4歳から小学3年生くらいまでの子を対象に野球の練習をしたりしています。私は加圧トレーナーとして主に働いているのですが、理学療法士の視点で「どこかが痛い」って分かるので運動メニューが立てやすいという点で良かったと思っています。
また、子供達の成長に合わせて野球の練習メニューを組めるのも良かったと思っています。例えば、ゴールデンエイジの時に神経系の発達が著しいので、距離感や空間系の練習を多く組んだり。
自分自身もプレイヤーでヘルニアとか肘の怪我を経験していますが、病態に対する知識を知っているので、どこ鍛えればいいとかどこストレッチした方がいいとかが分かるのでかなり怪我は少なくなったと思います。
#36六角彩子さん
出身校:帝京平成大学
理学療法士 2年目