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脳卒中片麻痺患者に対する立位訓練

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。今回の記事で200回目になりました。いつもお読みいただきありがとうございます。本日は脳卒中片麻痺患者に対する立位訓練で考えるべき3つの要素について解説していこうと思います。

脳卒中片麻痺患者のバランス

脳卒中片麻痺患者の大きな問題になりやすいのがバランス機能の低下になります。その結果、転倒リスクの増大や生活範囲の縮小化などが生じます。そのため、バランスに対する評価や介入は非常に重要になります。私の記事では何度も解説していますが、バランスは以下のように様々な要素で構成されています。

脳卒中片麻痺になると神経の障害により筋出力の低下や共同収縮など出力系に問題が生じます。感覚障害に関しても多く存在しており、視覚の代償が増加することも報告されています2)。統合に関しても正中軸がズレてしまうことや錐体外路系の障害により適切な反応が得られず、バランス機能の障害に繋がります。

 

このように様々な要素に対して介入を行い必要に応じて臥位での練習・座位での練習・立位での練習と決定していくことが多いと思います。本日はこの中でも立位の練習に絞って、注意事項や意識するべきことについて説明します。

立位訓練で考える3つのポイント

ここからは私が臨床の中で意識する3つのポイントについて解説していきます。

脳卒中片麻痺患者に対する立位訓練

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