【 “車いすユーザー × ファッション”という視点 #5】 理学療法士(PT)岡野先生

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人生がちょっと楽しくチェンジした瞬間。

こんにちは。

こちらでもボランティア募集をさせていただいた『車いすでお買い物ツアー@大阪』、多くのお問い合わせや応援の声をいただき、ありがとうございました。

写真1
たくさんの方にご協力いただき、無事終了することができました。

今回もファッションを通して、人生が今よりちょっと楽しくチェンジする瞬間を見ることができました^^

中でも印象的だったのは、リピーターの女性のゲストさん。

何度か来てくださる中で、『スカートが履いてみたい!』と教えていただき、下見ではウエストゴムのスカートをチェックしていました。

当日お会いすると、『スカートを履いてトイレに移れるか自信がないから、動作を見て欲しい!』との提案が!!!

きっとご自宅で、①特に不安な動作は何か、③どうすれば解決し、スカートを履くことが出来るか、などを客観的に考え、自分なりの解決策を準備して当日会いにきてくれたんだなと想像すると、気合いが入ります。

(コラム2コラム3の流れそのものですね^^)


では、早速スカート選びからスタートです。

こちらが事前に下見でチェックしていたスカートの中から、ご本人に履いてみたいものを選んでいただきます。

たくさんのデザインの中から、イベントで友達になった他のゲストさんと一緒に、“こっちの方が絶対似合う!”“これは着回しできそうじゃない?”と話しながら、目がキラキラ^^


写真2

最後に、丈の長さや、素材の確認をして、いざ試着室へ!

今回は、試着室の中で実際にトイレの移乗動作にチャレンジしました^^


写真3

スカートに履き替えて、ベンチ-車いす間の移乗を試します。

普段の移乗動作を確認し、スカートの裾はどのタイミングで捲れば良いか等の手順も一緒に検証しました。


途中、車いすユーザーでスカートを日常的に履いているゲストさんも参戦!

経験から、どのようにすれば動作がスムーズか、等のアドバイスをもらい、実践→検証を繰り返しました。


結果、『もうちょっと練習したらスカート履けそう!』と満面の笑顔!

自宅で練習し、春にスカートデビューすることになりましたよ^^

ゲストさん(患者さん)自身の想い・準備と、私たちの知識や技術、そして他当事者の方の経験を集めると、更に生活や楽しみの可能性が更に拡がる可能性を感じました。

私のブログでは...

☆★☆★
私のブログ内では、時折車いすユーザーさん同士で、ファッションの情報交換をしています。

『ガウチョパンツが履きたいけれど、トイレの際にズボンがストンと足首まで落ちてしまう…。』

という1人の車いすユーザーさんのお悩みに対して、他の読者さんが、あるお薦めグッズを紹介してくださいました。

写真4

結果…、ガウチョパンツをチャレンジすることに成功!

そのお薦めグッズは、コチラです。

今回写真協力していただいたYさん、Mさん、ありがとうございました^^


 

 

【目次】

第1回:車椅子ファッションプロデューサーPT

第2回:オシャレが体幹トレーニングに

第3回:理学療法の一つのツールとしてファッションアドバイス

第4回:境界線の引き方と手段

第5回:人生がちょっと楽しくチェンジした瞬間

第6回:新社会人・新入生のみなさんへ

第7回:下肢装具とファッション

第8回:車いすユーザーの悩み『上着』

第9回:夏といえば、着てみたい『浴衣』

 

 

岡野菜摘先生経歴

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『大好きな服を着て 大好きな人と 大好きな場所へ』をモットーに、 理学療法士の知識と技術をファッションに混ぜ込みながら、ブログで発信。

また、デザイナーの鈴木綾と共に、イベント『車いすでお買い物ツアー』を実施中。 外出のきっかけ作りや、仲間作りを、ファッションを通して創造している。

選択肢を増やし、自ら選択することの楽しさを伝えることで、車いすユーザーが、 自分らしく生きることのできる社会を目指す。

ブログ:「あのモデルさんと同じ服が着られた!車椅子女子の表参道ファッション」

http://ameblo.jp/isufuku/

HP:「車いすファッションプロデュース」

http://kurumaisu-fuku.com/

※ボランティアスタッフ募集中!

 

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