今月のインタビューダイジェストを一挙公開
Pilates lab代表|医師 武田淳也先生
【米国留学】
1999年に米国へスポーツ医学の研修に行くことが決まり、予定されていた研修は年明けからだったので、年末年始の航空チケットは高いので、それを避けて2週間ほど早くサンフランシスコに入りました。
その2週間何もしないのも勿体無いですから、スポーツ医学を勉強できる場所を探そうとインターネットで調べました。
当時、サンフランシスコといえば、私はジャイアンツしか思い浮かばなくて。ジャイアンツの選手を担当しているドクター、病院はきっと一流だろうと思い、検索してみるとサンフランシスコ市内にあることがわかり、運よく研修させてもらえることになりました。
【一流から学ぶ】
私が最も注目していたことは「一流と呼ばれる医師の共通点とは何か」という部分です。手術はもちろん、外来やその医師の私生活からも学びました。とにかく一流医師の24時間を観察し、患者さんの迎え入れ方から触る時間の長さなども観察していました。
続くー。
2017年11月5日配信予定
小児リハに携わり40年|理学療法士 三沢峰茂先生
【化学の研究から感じた、社会の異変】
当時、水の分析をしていて、大気汚染や水質汚染などの問題に直面していました。当時、公害を研究されていた人たちは、大企業からしたら「自分たちに痛手になる存在」ですので、それを良いように思っていませんでした。
悪いのが分かっていて、「すぐに事実を伝えられないなんて、そんな仕事は何なのだろう」と、思ってね。そんなのでいいのかなって。
そんな仕事はしたくなかった。
【飲む機能の発達からわかる必要な機能と理学療法士の関わり方】
食べるとか飲むとか、最初はおっぱいを飲むことから始まりますが、「飲む」機能に必要な口の動きは妊娠8週目から9週目に胎内で反応が見られています。
今では超音波で、診ることができますが、昔は写真集がありました。20週目くらいは、指をしゃぶったり、羊水を飲んだりしています。
産まれる20週前から飲む、という行為は始まっています。産まれてすぐ、首のコントロールができていない時は、上手く飲めませんが、すぐにリズミカルに飲むことが出来るようになってきます。
続くー。
開発途上国リハビリレポーター副代表 / POST 国際部 岩田 研二先生
【日本にいれば普通の人、海外にいれば特別な人】
「県士会で、青年海外協力隊に派遣されていた方の話を聞いて、直感的に行こうと思いました。」
青年海外協力隊として2年タイに、帰国後も日本と海外を繋げる為に国際関係の活動をされている岩田研二先生。
道具がない、資金もない、時間もない、同業者もいない日本語も通じないタイで、目の当たりにしたのは「自分の弱さ」でした。
【自分探し、旅行感覚では勿体ない】
青年海外協力隊を希望する理由として、「自分探し」、「海外で生活してみたい」というような理由で参加される方は多いようです。
せっかく、普通であればなかなか行くことのない国に派遣されるのに、「情報発信」をせずに任期を終えてしまうのは勿体ない。
協力隊派遣後の療法士に取ったアンケート結果は、驚きの結果でした。
続くー。
日本支援工学理学療法学会 運営幹事、動物に対する理学療法部門 代表運営幹事|秋田 裕先生
【学生が起こすストライキ】
清瀬に入学することになりました。1970年代は学校の先生はほぼ外人で、僕らが一年目で入った時くらいにストライキが起こったんです。その発端は、一期生が卒後すぐに清瀬の教員になるということでした。当時、外人の講師ばかりで授業も英語ばかり。
それで1期生が卒業して、そのまま学校の先生になる人もいて。卒業してそのまま学校の先生なんて出来るわけないじゃないですか?
「そんな状態では学校教育・理学療法士の養成なんてできない」ということでストライキを起こしました。1年経った春休みくらいでした。
続くー。
2017年11月26日配信予定