今回、密着取材をしたのは……
地域リハ実習を通して予防分野でのリハビリに興味を持ち、4月からリハビリ特化型デイサービスに入職した新人理学療法士の中園さんです。
名前:中園 健太
年齢:23 歳
趣味:キックボクシング
①情報収集&1日の準備
当日担当する方の確認、体調不良でのお休みなど情報もインプット
②送迎
住環境のアセスメントや家族からの情報収集も大切にしています
③ご利用者到着(ご挨拶と問診タイム)
自分が担当ではないご利用者とも積極的にコミュニケーションをとります
④個別リハビリ
入職後すぐは、1~2名の担当(半日)からスタート。半年を目安に先輩療法士と同じ人数(7名)を担当できるように、段階的にレベルアップをしていきます。
※一人当たり 20 分と病院リハでいう 1 単位枠を目安に個別リハビリの提供を行います。
⑤フィードバック
「今日は調子が良さそうでしたね。次はあの運動にもチャレンジしてみましょう」
3時間すべての時間を有意義に過ごせるようにトータルコーディネートするのも役割のひとつです。
⑥昼休憩&送迎へ
⑦午前と同様の流れ
⑧解散
終礼はなく、日々の情報共有はICTツールで行います。
⑨先輩療法士との情報共有&相談タイム
ご利用者の大切な時間の一部をいただいてリハビリを行うことにプレッシャーや不安はありました。 病院勤務の経験がある先輩方が多くいることや、勉強会などの教育体制も充実しているので少しずつ不安が解消され、今はそれ以上に楽しむことができるようになってきています。 また、同法人内でセミナー事業を運営していることもあり、学ぶ機会は多いと感じています。もちろん法人主催セミナーは無料で参加させてもらえます。外部研修会も参加費用等の全額補助があるためありがたいです。土日が休みなのも、先輩との休み希望を気にせず行きたい研修会に参加できるのも良いです。
もちろん医療機関への就職に興味がなかった訳ではありません。しかし、以前から疾病を予防するためのリハビリや生活に直結する地域リハに興味関心を持っていたので、今はご利用者のことを考えることに精一杯で迷う間もなく充実しています。その分跳ね返りもあって、ご利用者と深い関りができて孫のように可愛がられます。生活期を支えるセラピストとして少しずつですが、貢献できている感覚が得られるようになり、この選択で間違っていなかったなと思っています。
ご利用者と長く接することが出来る点です。病院のように退院するまでの支援でなく、ご利用者の健康寿命延伸のために、長いお付き合いをさせていただくので、本当の孫のように可愛がっていただけます。いつの間にか自分の趣味やプライベートな相談もさせていただく仲になったご利用者の方もいて、毎週お会いするのが楽しみです。自分がキックボクシングをしていることもあり、「キックボクシングを教えてよ」なんてご利用者もいます。間違って本当にキックしないように注意しています(笑)。
しっかりできています。もちろん土日に行くことも可能ですが、平日に先輩とキックボクシングジムに通ったりしています。若い世代が多い職場なので先輩との距離感が近いですし、スポーツ好きの職員が多いのも話題が合って楽しいですね。サッカーワールドカップの際は、職場で勉強会用のスクリーンを使ってパブリックビューイングで盛り上がりました。
まだ今の職場しか経験のない私が言えることは少ないですが、全力でご利用者のことを考え提案し続けていれば、たとえ新人であってもご利用者のADL改善やQOL向上の一助となることができる。その実感があるので、今の仕事が最高だと思えます。 どこの職場も同じでしょうが、チーム全員が全力でご利用者のことを考え、知恵を絞りだしてサービス向上に努めているので、気づけば自分もご利用者のことを常に考え、相手の立場になって物事を考えることができるようになってきました。これからもっと成長し、地域から求められる療法士になっていきたいと思います。
リハ特化型デイ
・リハビリセンターsmile-スミレ- http://smile-kumamoto.jp
訪問看護ステーション
・リハステーションspito-スピット- http://spito-kumamoto.jp
セミナー事業
・ウーマンズヘルスケア研究会 https://womanhealth-studygroup.jimdo.com
・アロマリハ研究会地域事業部ホームページ https://aromarihacare.weebly.com