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【脳卒中シリーズ】脳卒中リハビリの課題と今後

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お読みいただいている皆さんありがとうございます。理学療法士の唐沢彰太です。脳卒中を発症すると、さまざまな後遺症がみられます。運動障害、感覚障害、高次脳機能障害がそのほとんどをしめますが、これらの後遺症は継続的にリハビリテーション(以下、リハビリ)を行なっていくことが重要です。そこで気になるのは、「継続的にリハビリしていつまで改善するのか?」です。今回は、発症からの経過と改善について、生活期で約8年間機能改善に向けてリハビリを行ってきた経験を踏まえて書いていきたいと思います。

【脳卒中シリーズ】脳卒中リハビリの課題と今後

発症からの経過と改善の関係

日本では、脳卒中のリハビリは発症から6ヶ月が重要とされています。これは、回復期の入院期限が150日間(高次脳機能障害の診断がつけば180日間)からも読み解けます。

 

実際に、回復期でリハビリを行い入院当初から1ヶ月、2ヶ月と時間が経っていくと、改善率が低くなっていく印象があります。これは、人の脳の自然回復との関係があることは周知の通りですが、実はそれ以外にも要因が考えられます。

 

回復期は365日リハビリを行うため、担当の療法士が休みの時は、代わりの療法士がリハビリを行います。この時、担当の療法士ではみられなかった改善が見られることがあります。

 

もちろん技術の差の影響も考えられますが、ほぼ毎日リハビリを行なっているため【慣れ】が生じることも否めません。つまり、患者さんにとって【新規制】のあるリハビリが行いにくくなってしまいます。環境も重要だということです。この環境の変化は、発症から数年経過した脳卒中の患者さんでも、改善を目指せる可能性を秘めています。

 

脳卒中リハビリのこれから

【脳卒中シリーズ】脳卒中リハビリの課題と今後

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