【イラスト解説】5分で理解する生理のこと-メカニズム編-

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女性の体の悩みで頻繁に挙がる生理痛。

下腹部痛、頭痛、むくみなど、毎月やってくる生理の時期には様々な症状が出てきます。

皆さんは生理のことをわかっていますか?
毎月やってくるものなのに、生理のメカニズムをわかってない方は多いと思います。

 

え?自分は男だから関係ない?
いえいえ、生理を知ることは男性セラピストにも大きな武器となります。

 

なぜなら、皆さんが関わる患者さん(クライアントさん)の多くが女性です。

男性の方も生理のメカニズムを知ることで、自分が今関わっている女性の状態を把握する上で役に立ちますよ。

それでは、生理のメカニズムをイラストを交えながらわかりやすく解説します。

 

4つの生理周期

生理とは約1ヶ月の間隔で起こり、数日で自然に止まる子宮内膜からの周期的な出血をいいます。

生理周期は大きくわけて、

  1. ①卵胞期
  2. ②排卵期
  3. ③黄体期
  4. ④月経期(生理)

の4つの時期に分かれます。

それでは、一つ一つの時期の解説をしていきますね。

①卵胞期

─受精卵を迎えるためのベッド作成期間─

この時期は受精卵が着床するための子宮内膜が増殖する時期です。 

つまり、受精卵が寝るためのベッドを作る期間です。

この時、大きな働きをするホルモンが「エストロゲン」です。

 【エストロゲン】 

女性ホルモンの一種で卵胞ホルモンとも呼ばれる。

女性器以外にも骨量維持や皮膚の美容面、精神面に働きがある。


卵胞から分泌されたエストロゲンは子宮内膜を増殖・肥厚させます。

これにより、受精卵を迎え入れる土台を作るのです。

つまり、エストロゲンはベッド作り専門の女大工

美容面で有名なエストロゲンは生理時にはたくましい一面を見せてくれるのです。
 


この時期はエストロゲン分泌量上昇により、肌のツヤやきれいな髪をつくり、心も体もいきいきと充実させます。

卵胞ホルモンは排卵の準備をするとともに、排卵に向けて、女性としての美しさが増す時期です。

②排卵期

─卵子の巣立ち─


成熟した卵胞から卵子が飛び出し、卵巣を出ていく「排卵」が起こります。
大事に育てた卵子が家を飛び出し、受精するための旅に出ます。
このとき、子宮内に精子が侵入すれば卵子と結合して受精することができます。
 

\あなたはどっちに行く?/

③黄体期

─ベッドメイキングのプロが大活躍─

受精しただけでは妊娠はしません。
受精卵が子宮内膜(ベッド)に『着床』して初めて妊娠となります。

黄体期では『プロゲステロン』が大量に分泌されることにより、子宮内膜を着床に適した状態にします。


つまり、女大工のエストロゲンが作ってくれたベッドに、プロゲステロンがフカフカの布団を敷いてくれるのです。

 【プロゲステロン】 

女性ホルモンの一種で黄体ホルモンとも呼ばれる。
基礎体温を上昇させ、妊娠の維持、乳腺の形成など、妊娠に欠かすことのできないホルモン。


子宮内膜が充実する影響で、下腹部になんとなく不快感や違和感を感じる時期でもあります。
心身ともテンションは高まりますが、プロゲステロンは精神機能にも影響を与えるため、精神的に二面性のあるデリケートな時期でもあります。

また、プロゲステロンは最もバランスを崩しやすいホルモンと言われています。

身体・精神面に不調がでる月経前症候群(PMS)はこのプロゲステロンのバランスの崩れが大きな原因だと言われています。

PMSについては後編で詳しく解説しますね。
 

④月経期(生理)

─次の生理周期に向けてベッドの取り壊し作業─

卵子が受精・着床しなかった場合、プロゲステロンとエストロゲンの分泌が減少し、子宮内膜が剥がれて排出されます。

これが月経と言われているものです。



一般的に言われている『生理』はこの時期のことを指します。
この時期は子宮内膜の剥離によって経血が排出されます。
3〜7日ほど経つとエストロゲンが再び分泌され、子宮内膜が再生しすることで止血されます。
 

身体面・精神面に大きく影響する生理

ここまで生理周期を4つの時期に分けて解説しました。
生理は様々なホルモンの分泌量が目まぐるしく変化するので、 身体面・精神面への影響が大きいのが特徴です。

生理のメカニズムを覚えておくと、 女性を相手にしているセラピストはもちろん、
皆様の周りにいる女性の友人・家族・恋人に接するときに大きく役に立つと思います。

後編では月経困難症や月経前困難症(PMS)について、詳しく解説していきますね。

 

5.参考文献

病気がみえる 〈vol.9〉 婦人科・乳腺外科 (編)医療情報科学研究所

 

 過去のウーマンズヘルスケアシリーズ 

【インフォグラフィックで理解する】骨盤の解剖学 - 梨状筋・内閉鎖筋 

【女性医学に必須】ウーマンズヘルスケアに重要な骨盤底筋群を図で理解しよう。

グラフィック:西嶋 大樹(株式会社エバーウォーク)

 

女性の身体をもっと効率よく学びたいあなたにオススメ

【福岡開催】2018年9月9日 ウーマンズヘルスケアフォーラム2018

セミナーのアイキャッチ

《概要》

日時:2018年9月9日(日) 9:00~17:00

年々、需要が増しているウーマンズヘルスケア。
過去数回に渡って行っているこのフォーラムも、お陰様で年々参加者が増えていき、その関心の高さが伺えます。
我々セラピストもこの流れに合わせて最新の情報や技術を獲得していく必要に迫られています。
今年は講師陣の数も増え、昨年よりも更に充実した内容となっております。
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『あの蒲田和芳先生の実技を受講できる!』

大会では通常の座学に加えて、リアラインコンセプトやISR(組織間リリース®)で有名な広島国際大学の蒲田先生による実技講座を別に受講することできます。
実技講演に参加したい方は本大会参加申し込みに加えて実技チケットを申し込むことで、別部屋で実施される特別セミナーを受講することができます。
実技を受けることによって、更に学習度を高めることができ、現場に活かしやすくなります。
定員に限りがあるので、申込みはお早めに!

●実技講義1【デバイスと運動療法による産後の仙腸関節障害のマネジメント】
●実技講義2【徒手療法と運動療法による産後の仙腸関節障害に関わる骨盤マルアライメントの治療】

【大会概要】
【日時】2018年9月9日(日) 9:00〜17:00(予定)
【会場】リファレンス駅東ビル(3 階 H-2 会議室) 
※JR博多駅 筑紫口より徒歩4分
※福岡市営地下鉄博多駅 筑紫口改札口より徒歩4分
【対象】療法士、看護師、助産師、その他セラピストなど
【参加料金】15,800円(税込み)※実技プランは別途料金が発生します。
【定員】204名

講師一覧

蒲田 和芳先生(広島国際大学教授、株式会社GLAB代表取締役)
漆川 沙弥香先生(Women’s Holistic Health Company代表)
仁平 美香先生(月経血コントロールヨガインストラクター)
愛下由香里先生(霧島市立医師会医療センター、Professional Education Team Lionk)
古賀 ひとみ先生(助産師、Lactea~ラクテア)
今村裕子先生(熊本大学医学部附属病院産婦人科医師)

 

参考文献

病気がみえる 〈vol.9〉 婦人科・乳腺外科 (編)医療情報科学研究所

 

 過去のウーマンズヘルスケアシリーズ 

【イラストで理解】5分で理解する生理痛のこと-痛み編-

【イラストで理解】5分で理解するPMS・月経困難症

【インフォグラフィックで理解する】骨盤の解剖学 - 梨状筋・内閉鎖筋 

【女性医学に必須】ウーマンズヘルスケアに重要な骨盤底筋群を図で理解しよう。

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