今月のインタビュー予定をダイジェストで【2017年8月】

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今月のインタビューダイジェストを一挙公開

日本理学療法士学会 栄養・嚥下理学療法部門 運営幹事 | 中島 活弥先生

 

【あるきっかけから、理学療法士へ】

 ある日、白衣を着たおじさんがきて、叔父を歩かせはじめます。「すげーな、この白衣を着た人は何者だろう」と思いましたね。それが理学療法士という仕事との出会いです。

学生時代は、朝9時半から夜6時半すぎまで月から土。春休みという名の課題レポート、夏休みという名の実験、冬休みという名の試験ですから、休みはほぼありません。

 

【暗黒の実習】

 評価実習は、暗黒の実習を経験しました。初日から「元気がない!」と始まり、非常に珍しい症例の動作分析もできない、バイザーからの質問にも答えられない状況です。

何もかもわからない状況のまま、1週間目には初期レポートを提出しました。そこである理学療法士がレポートで紙飛行機を作りはじめ「このほうが役に立つな」と。

あれだけ集中的に勉強したのは、後にも先にもこの学生時代だけです。

続くー。

2017年8月6日配信予定

 

Pilates lab代表|医師 武田淳也先生

 

【米国留学】

 1999年に米国へスポーツ医学の研修へ行くことが決まり、2週間ほど早くサンフランシスコに入りました。その2週間何もしないのも勿体無い。サンフランシスコといえば、ジャイアンツ。

ジャイアンツの選手を担当するドクター、病院はきっと優秀だろうと思い、検索してみるとセントルイスにあることがわかり、運よく研修させてもらえることになりました。

スポーツ医学の権威、ジェームズドクターは、ダンス医学の権威でもあり、そこの施設にあったのがピラティスのマシーンだったのです。

 

【一流から学ぶ】

私が最も注目していたことは「一流と呼ばれる医師の共通点とは何か」という部分です。手術はもちろん、外来やその医師の私生活からも学びました。とにかく一流医師の24時間を観察し、患者さんの迎え入れ方から触る時間の長さなども観察していました。

続くー。

2017年8月13日配信予定

 

ピラティス無料説明会に、武田先生開発のMotor Control : ビヨンド・ピラティスが登場します。

Motor Control : ビヨンド・ピラティス指導者養成講習会

 日本におけるピラティスの第一人者であり、医師として日本で初めて医療機関併設のピラティススタジオを開設された、武田淳也先生が考案。さらにはコアアライン(CoreAlign®)やサスペンショントレーニング・ボダイ(Bodhi®)を含めた、モーターコントロールを高めるために効果的・効率的と思われる様々な運動アプローチをブレンドした、実践的な指導者養成コースです。医師として、医学的な見解からピラティスのあり方を再考し、さらに伝統的なピラティスのあり方にもこだわったピラティスです

 

名古屋大学特任教授、藤田保健衛生大学教授|医師 岩尾聡士先生

 

【現状】

今は、病院を退院した後に医療保険のリハビリを受けられなくなってきている流れにあります。

脳卒中後の機能回復は、6カ月を過ぎるとプラトーになると言われていましたが、実際はリハビリをすれば良くなることが分かってきています。

 

【高齢化問題は主に東京に降り注ぐ】

田舎でも高齢化は進みますが、住む高齢者の数は減っていくので今より悪くはなりません。東京に住む高齢者は今後も増えていきます。つまり、高齢化問題は東京が一番抱えることになります。

 

【癌の痛みにすごく冷たい国、日本】

今後、65歳を過ぎたら「病気になるのは自己責任」といった扱いを受けるのではないか危惧しています。癌という病気は、民間の保険に入っているか、相当お金を持っていないと治療を受けることができなくなります。

また、日本という国は、癌の痛みに対してすごく冷たい国です。

 

日本AKA研究会理学療法士会理事長|理学療法士 農端芳之先生

 

【理学療法士に特別な思い入れはなかった】

私の好きな物理分野のことが書かれており、理系が好きだからという理由で、理学療法を選びました。学校は、近畿リハビリテーション学院で、受験対策は試験前に一生懸命パンフレットを読み込んで合格しましたが、今だったら滑っていると思います。笑

 

【AKA-博田法の開発】

理学療法士2年目の頃、昭和54年くらいの時だったと思います。パリスをご存知ですか?この技術を、リウマチの患者さんでも使えるようにできないだろうかということで、考え出されました。

関節の弱った患者さん対して、スラストテクニックを使うのは危険も伴います。そこで当時、大阪南病院に勤務されていた博田先生を中心に、試行錯誤しながら作りあげていきました。

 

【運動療法の補完としてAKA】

 本来は運動療法の補完としてAKAは考え出されました。運動を行う上で、苦痛なく運動を行えるように準備するため、AKAが用いられていました。その中で、AKAをやると、除痛効果もあることがわかり、腰痛にも効果があるのではということから、仙腸関節や腰椎椎間関節にもAKAを行うようになりました。

続くー。

2017年8月27日配信予定

今月のインタビュー予定をダイジェストで【2017年8月】

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