最近、前庭リハビリやめまいのリハビリ、また脳震盪のリハビリなどの言葉を見かける機会が増えてきました。参考書も出版されておりセミナーや講習会も行われているようです。
ですが、系統的に勉強できる環境は乏しいのではないでしょうか??
ある程度、前庭リハビリを系統的な学習方法をご紹介します。
Medbridge
https://www.medbridgeeducation.com/
Medbridgeはエビデンスベースのオンラインカリキュラムで理学療法士、作業療法士、アスチックトレーナーの総合的な教育プラットフォームです。
年間300$で講義が受け放題です。
事前に配布資料に確認する事ができ、講義は動画で行われます。講師は、基本的に海外一流大学の先生方というのも魅力的です。
各単元に選択式の試験がありますが、それに合格するとCertificate(証明証)を発行してくれます。難点は全て英語での講義であるということです。
しかし、動画の再生速度を0.75倍に設定することや複数回講義を視聴することが出来るので努力でなんとかなります。
Medbrigeでの前庭リハビリの講義の単元
1.前庭疾患
・はじめに/解剖学と生理学(Introduction/Anatomy and Physiology)
・良性発作性頭位めまい症(BPPV)
・片側性前庭疾患(Fixed)
・片側性前庭疾患(Unstable)
・両側性前庭疾患
・中枢前庭障害
2.前庭系の検査
・システムレビューとラボテストの紹介
・めまい患者の現病歴
・眼球運動検査
・バランス/姿勢制御テスト
・BPPV関連検査
3.BPPVの鑑別とマネージメント
・解剖学/生理学
・病態生理
・検査
・治療法/ガイドライン
・管理ガイドラインと効率
4.症例検討とリハビリテーション治療デザインと応用コンセプト
・ケーススタディ 3つ
・治療の考察
・BPPVのケース
・特別な配慮とレッドフラッグ
単元のタイトルにはないですが、頚部の鑑別評価なども含まれています。
Medbridgeでの脳震盪:評価と医療管理の単元
- 脳震盪の基礎
・解剖と生理学
・神経認知および臨床評価ツール
・脳震盪後の回復と予後
・脳震盪後の前庭と眼球運動障害スクリーニング
・患者教育
2.脳震盪:理学療法評価における共通の所見
3.理学療法と医療管理
4.前庭異常および眼球運動検査
と詳細な単元を省略しましたが、多くを引用文献付きで学べます。
スムーズに進めば前庭リハビリのCeritificateと脳震盪のCeritificateに要する時間は22時間+テストです。
証明書はこのような形で発行されます。
また、Mdbridgeでは前庭リハビリだけでなく、肩関節、股関節、人工関節、研究などについてのCertificateプログラムがあります。
もちろん全ての講義の配布資料には引用文献が記載されています。
引用文献の内容も一部確認しましたが、基本的に間違いないかと思います。
是非、一緒に勉強しましょう!