①高齢者の活動自粛が長期化
特に要介護予備軍である虚弱高齢者が、感染の恐怖で活動自粛を徹底している。2月末から自粛している方であれば、2カ月半~3カ月閉じこもりの生活をされている。
②介護事業所の休業が増加
デイサービスの休業増加で行き場のない高齢者が増加。
(4/27産経ニュースより)
‘‘新型コロナの感染拡大を受け、高齢者が自宅から施設に行く通所介護(デイサービス)や短期宿泊(ショートステイ)の全国858事業所が休業していることが24日、厚生労働省の調査で分かった。’’
③介護保険の新規申請が減少
外出自粛の影響で地域包括支援センターなど行政窓口を避ける動きがみられ、介護保険の申請が減少。介護の不安があっても家族介護で乗り切っている可能性が高い。
(4/26NHK NEWS WEBより)
‘‘3月の要介護認定の申請数を2019年、2020年で比較すると、東京都23区のうち21区で申請数の減少が見られました。足立区では、2019年3月の要介護認定の申請件数が828件だったのに対して、2020年3月は716件と、112件減少しました。約24.5%のマイナスです。また、練馬区では、申請件数が110件減少し、約20.5%マイナスという結果になりました。 緊急事態宣言の影響で、4月の申請数は3月よりさらに減少すると見られています。’’
①介護保険の申請が急増
コロナ流行以前は活発な生活をされていた高齢者の身体機能が、活動自粛で一気に低下し申請が増える。また、もともと不安があったが申請を先延ばしにしていた方が窓口に殺到する。
②行きつけの介護事業所が倒産
特にデイサービスではご利用控えによる減収、休業要請などの影響で経営難の事業所が増加している。つまり、アフターコロナで需要が増える前に閉鎖する事業所が増えてしまう。
③通いの場の敬遠による活動自粛が継続
地域サロン、町内会など通いの場が再開されたとしても、感染リテラシーの高い虚弱高齢者は不特定多数の集まる場を敬遠し続けることが予測される。つまり、閉じこもり状態が続き、介護申請者の増加という悪循環がいつまでも解消されない。
上記した通り、今後は要介護認定者の急増と受け皿不足がより顕著になっていくことが予測されます。特に訪問看護や訪問リハなど訪問系のサービスはもちろん、デイケアやリハビリ型デイサービスの需要が増加することが考えられます。従来のお手伝い型の支援方法ではこの悪循環を断ち切ることができません。自立支援介護やリハビリテーションの概念で支援ができるセラピストこそが地域での活躍が求められます。
EMIASグループでは「リハビリテーションという手段を使って世の中を幸せにする」を理念に掲げ、アフターコロナにおいても自立支援の関わりを徹底することで、再び活発な生活を取り戻す支援をしています。地域リハでの活動に興味がある方、この困難に力を発揮したいと思えた方は、EMIASグループの取り組みを一度ご覧になってみてください。
下記のリンクからEMIASの取り組みをご覧いただけます。
株式会社EMIAS
リハビリセンターsmile-スミレ-
訪問看護ステーションspito-スピット-
アロマケア研究会
ウーマンズヘルスケア研究会