2020.02.13
【高次脳機能障害シリーズ】失行症と学習①
前回から失行症患者の実際の行為を見ていく時のポイントを書いてきました。
今回は、失行症の疑いがあると、回復期退院後どの様な影響があるのかを私の経験談を書いていきたいと思います。その影響には、学習が関係していました。
〇運動麻痺の見られない失行症患者の例
私が回復期に勤めていた頃から考えると、目立った運動麻痺が見られず、失語症や発語失行のみがみられていた患者は、少なくはありません。実際、そのような患者は行為・動作に対するリハビリよりも、持久力の向上などが目的にPT・OTが介入するケースが多かった印象です。同時に...
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