コロナ時代のセラピスト面接対策

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  POSTが人材紹介業を始めて1年が経ちました。その中で、年間数十件の面接対策が行われます。基本的には、対面で行われていたものが、新型コロナウイルスの流行によりオンラインへと移行しています。

 

当然、面接や見学の多くも対面からオンラインに切り替わり、面接対策の方法も変わりました。今回は、そんな経験をもとに一般的に行われる面接対策から療法士特有の面接対策、オンラインにおける面接対策についてお伝えします。

 

この一年間で明らかになったことは、面接対策の良し悪しで就職確率は格段と変わるということです。もちろん、面接対策が全てと伝えることは毛頭ございませんが、特に面接が苦手な方はご一読いただければと思います。苦手は準備で克服できます

 

一般的な面接対策例

 面接を受ける企業、病院、施設によっても異なりますが、筆記等の試験を除くと療法士業界は1次面接のみの場合がほとんどです。最近は、企業へ転職する療法士も増えてきましたが、この場合ですと2次面接、3次面接まで用意されている場合があります。

 

まずはざっくりとしたポイントをまとめてみます。

 面接のポイント

  • ・質問への応答でしっかり根拠や説得力をもって答えることができる。
  • ・相手の受け取り方を考えながら、言葉を選んで回答することができる。
  • ・面談中の表情(笑顔が見られるか)。
  • ・個人としてやりたいことの軸があるか。
  • ・チームワークを大事にできるか。

 

「当たり前だな」という内容ですが、これを一発の面接で緊張感のある中でやらなければいけません。この中でも、注意が必要な点は“聞かれたことに対して回答する”ということです。

 

緊張して、テンパって、さらには回答を用意しながら面接に臨むと質問内容から若干ずれた回答をする人も少なくありません。もし、聞かれた質問の内容が理解できていなければ、無理せず聞き返しましょう。

 

具体的なポイントを紹介

 以下は、具体的なポイントをまとめたものです。


【準備】
<当日の身だしなみについて>
・担当者に好印象を与えるように、清潔感、さわやかさを第一に考えた服装を心がけましょう。

・シンプルで落ち着いた色のスーツ、ブラウスなどがベストです。

*たまに面接前、担当者に「当日の服装は?」と聞く人がいますが、中途採用においてはこの質問、良い印象を与えない場合がありますので、基本的には文案な格好で行きましょう。

【当日の流れ】
①面接全般

・余裕を持って面接時間の10分前には待機しましょう。

・携帯電話の電源はかならず切っておきましょう。

・担当者と対面したら「○○と申します。本日はよろしくお願いいたします。」などと自己紹介をします。

・背もたれには寄りかからないように注意しましょう。

・面接の最後に「ご質問はありますか?」などと聞かれる事が多いです。

・聞きたい事を最低3つ程度まとめておき、状況に合わせて質問しましょう。

・質問をすることでアピールの場にもなり、自分の意欲を示すこともできます。

・最後は丁寧に担当者への感謝の気持ちをお伝えしましょう。

 

②面接中について

【面接で聞かれやすいこと】
・転職理由/退職理由

*基本的にネガティブな理由はNG。

*前職場、上司、同僚の悪口を言って落とされることが多々ありますので注意。

・志望動機(どうしてこの施設を選んだのか)

・「何をしたいか」がはっきりしているか、熱意はあるか、施設への理解はあるか、その施設でキャリアを実現できるかどうか

・どうして資格をとったのか

・今までの経験上で学びとなった事例

・成功談/失敗談

・長所/短所(強み・弱み)

*短所は考えようによっては長所となりうるものにします。逆に言うと、長所にもならないようなことは言わないほうが賢明です。

例)私は物事を習得するのに時間がかかることがあります。
→その分コツコツと物事をすすめ習得ができると自負しており、完成度には自信があります。

・仕事上、大切にしていることは何か

・今後の目標、目指す姿(自分はどうありたいか、どうしていきたいか)

・職場を選ぶ基準はなにか

・長く続けてくれるか
*確定していることはお伝えすべきですが、「いずれは他県にある実家に戻ろうかと考えています」や「起業を考えています」など、もし不確定なことであれば、不安材料にしかならないのでお伝えしなくて良い。

・給与面に関する事
 

療法士特有の面接対策

 面接対策は基本上記の通りで、POSTの転職支援でも回答を確認しながら行います。特に重要なポイントは、「なぜ我が社へ?」という部分です。

 

これに対する解答として例えば、「脳血管疾患の患者さんに対する作業療法を提供したい」という答えがあったとしましょう。

 

この答えが質問に対する回答として適切かどうか、と考えると“適切ではない”と言えます。理由は、「脳血管疾患の患者さんに対する作業療法を提供したい」=「その場所でしかできないこと」ではないからです。

 

つまり、脳血管疾患の患者さんがいれば、その目標は叶えられるので、「なぜ我が社へ?」に対する回答にはなっていないということです。そこで、最も注目すべき点は、

 

資格ではなく、あなた個人が働く意味を考える
 

という点につきます。前者では、資格を中心に考えた上での回答です。よく考えると、我々の資格を必要としているのは面接を受ける前から決まっていることですから、わざわざ面接でいう必要はありません。

 

それよりも、

 

あなたが転職してくることで、その病院施設、企業にどんなメリットがあるのか?

 

を伝えなければいけないということです。新卒であればもちろん、長期的な投資として育成期間を考えているため上記回答は難しいと思います。しかし、中途採用となると基本的には「即戦力」が求められるわけですから、転職先に獲得メリットを伝える必要があるのです

 

資格以外のあなたの強みは?

 ここまでは必ず面接対策ではお話しします。ここからが一番重要な部分です。面接対策をする多くの療法士が、“資格以外の自分の能力”を売り込むことが苦手です。

 

今から30年前であれば、「作業療法士なんで!」「理学療法士なんで!」が通用しましたが、今ではその中から求められる人材が、選抜される時代となりました。この流れは必ず加速します。となると、「資格以外の自分の強み」をもち、自覚していなければなりません。

 

さて、皆さんに質問です。

 

「あなた自身が社会に必要である理由は何ですか?」

 

なかなか、壮大な質問になりましたが、“社会”の部分が“我が社”になるだけですので、上記質問の答えを“必ず”用意しておきましょう!

 

ん?強みがないって?だ、大学院に行く!?

 まだまだ面接対策は終わりません。上記質問に対する回答を練っていく時間が必ずあります。この時間が8割です。“自分の強み”と聞かれると、別の資格を取るべきか、大学院に行くべきか、と考える人がいます。

 

もちろん、強みの一つとして“実績”を示す指標があると、非常にわかりやすいです。なかなか、療法士の技術を相手にわかるように伝えるのは難しいものです。となると、わかりやすいものとは“数字”として表せるものになるため、“論文数”というのは非常にわかりやすい指標になるでしょう。

 

ゆえに、大学院の進学も悪くないでしょう。もちろん、大学院に行かなくても研究はできるでしょうし。少し話は飛躍しましたが、強みは今の自分に何かプラスするだけではありません。上記の例は、全部プラスを考えたものですよね。

 

プラスすることは大切なのですが、時間がかかります。だからこそ日々コツコツ継続していることが重要なのですが、それは横に置いといて、面接対策では今あなたの中から強みを見つけます。というよりも強みに変える対策を行います。

 

そのポイントが、“長所と短所”というものです。一般的な面接対策の章でお伝えした通り、面接では“長所と短所”を聞かれることがあります。ここでのポイントは、真面目に短所を語らないということです。

 

基本的に長所と短所は表裏一体。人から見たら短所でも違う視点から見れば、必ず長所になります。つまりこれを利用するわけです。話の流れはこうです。

 

面接官
あなたの長所と短所を教えてください。
あなた
はい。自分自身では物覚えがあまり良くないと思っています。だからこそ、毎日やるべきことを細かく決めて確実に実行できるようにスケジュールしています。

 

上記は一例ですが、最後は必ずポジティブなことで締めることを心がけましょう。まず、自分自身の長所と短所を紙に書いてみることからオススメします。もし、面接が苦手な方がいましたら以下より無料サポートをご利用ください。

 

個人では困難な年収交渉まで行います。

 

オンライン面接の注意点

 さて、ここまでが基本的な面接対策と療法士に特化した面接対策で、私が行うものは基本1時間ほどかかります。現在では、全てオンラインにておこなっておりますので、もう少し手軽になりました。

 

しかし、オンラインになったことで今まではなかった問題が、ピックアップされるようになりました。それは、オンラインでの“写り”です。一般的な面接対策でも、身だしなみに関してお伝えしていますが、オンライン特有の身だしなみがあります。

 

今回は、その中でも重要な2ポイントをお伝えして終わりにしたいと思います。

 

 オンライン面接の身だしなみポイント

  • ・カメラの位置。
  • ・照明の位置(部屋の明るさ)。

 

上記はオンライン面接相談でも必ず指摘するポイントですが、まずカメラの位置は顔よりも上に置きましょう。下に置いてしまうと、カメラレンズを覗き込んでしまうため顔が暗く写り、威圧的な印象を持ちます。

 

また、重力により顔の皮膚は下に引っ張られますから、笑顔にも見えにくくなります。

 

そして、重要なのが照明です。プロの写真家や映像カメラマンが照明を配置するために基本3つ照明を使うといいます。まずは、体の輪郭をはっきりさせるために、後ろから照明をたき、正面にも照明を置きます。さらに、顔をシャープに見せるため、顔の半分に影を作るための照明を真横または斜め前に配置します。

 

と、言っても自宅では難しいですから、可能な範囲で自然光を利用しましょう。カメラの後ろをまでにして、自然光を顔に当てるだけでも写りが変わります。ぜひ、オンライン面接を行う際には、カメラの位置と照明に気を配りましょう。

 

今回ご紹介した面接対策は必要最低限なものです。実際には、個別に対応するため今回の内容以上のものをお伝えしています。もし、面接が苦手、転職したいけど、やり方がわからない、という方がいれば以下よりご登録ください。

 

POSTでは無料転職サポートを行なっています


*転職無料サポートは現職者のみの対応となります。

転職相談は専門のPOSTへご相談ください

 

第一回:療法士にオススメする「お金」の貯めかた

第二回:世帯年収950万円|療法士夫婦の生活ー宇野さんご夫婦ー

第三回:世帯年収700万円|療法士夫婦の生活ー大澤さんご夫婦ー

第四回:年代別平均年収まとめ

第五回:PTOTの年収は15年間で上がった?下がった?

第六回:PTOTの年収限界はいくら?

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