海外との国境はなくなる
近年、グルーバル化の波が押し寄せ、「海外」というキーワードが特別なことではなくなってきた。
LCC(格安航空会社)により、格安で海外に行けるし、フィリピンなどに語学留学することも簡単になった。
私が、Skypeを使用したオンライン英会話サービスを始めた頃には、レアジョブぐらいしか選択肢がなかったが、近年では、比較サイトがあるぐらい充実している。
まだ数としては少ないが、日系企業の戦略のひとつに、海外での展開が挙げられており、海外で働く人は増えるだろうし、海外へ出て行くことが当たり前の時代となっていくだろう。
在留外国人数は名古屋市人口を超えた
在留外国人も240万人と、なんと名古屋市の人口(230万人)を超えた。さらに訪日外国人旅行者数の増加により、外国人を観光地で見かける機会は確実に増えている。東京オリンピックが開催される2020年には、4,000万人の旅行者数を安倍内閣は目標にしている(2015年の約2倍)。EPA(経済連携協定)や外国人技能実習制度で、日本に技能を学びにくるアジア諸国の医療・介護職人材も今後、ますます増えてくるだろう。
若者は海外に興味なし?
しかし、一方で、日本の若者の内向き志向は根強く、留学者数は年々減っているし、海外に目を向けている人は少なく、街で外国人から話しかけられたら、日本人は黙り込んでしまうか、もしくは目を逸らし、逃げてしまう場合が多いだろう。実際、数年前の私もそうであった。
青年海外協力隊に参加して変わった世界観
つい最近まで、全く海外に対して興味がなかった私が、2年間、タイで青年海外協力隊として活動していく中で、海外にいるだけで日本人はアドバンテージとなる場合が多く、多角的に物事を捉えられるようになり、視野が広がり、チャンスは無限大だと感じられるようになった。
これから、ますます、海外に興味のある人とない人の二極化が進むし、日本市場だけを考えればいい時代はすでに終わりに近い。
まずは、夏休み、冬休み、卒業旅行で、海外旅行に行ってみて、自分の目で、日本以外の雰囲気を肌で感じてみるとよい。
私も、学生時代に、こんなツアーがあったら参加したかったと思えるスタディーツアーを企画している。
タイの医療・福祉・リハを学べるツアーである。
ぜひ、参加してみてほしい。
第三回タイスタディーツアーの中身とは?
【催行日】2017年6月24日~28日
【料金(1名様分)】70,000円 / ホテル4泊
【募集定員】10名様(残り5名)
【申し込み〆切】2017年5月21日
これまでのツアーの内容、感想はこちらから
第一回 タイスタディツアー
第二回 タイスタディツアー
POST編集長が第二回スタディーツアーに参加して感じたこと
タイの伝統医療「タイ古式マッサージ」を学ぶ
タイ王国第一級王立ワットポー寺院伝統医学校で、見て受けて学ぶタイ古式マッサージを企画しています。伝統医療は、途上国の医療にとって、切っても切り離せない関係です。今回は、外国人唯一のワットポー認定講師・宮原由佳さんが特別にご一緒いただき、どこにも真似できないツアーを提供いたします。
宮原由佳さんのプロフィール
宮原由佳(Yutika) www.yutika.net
埼玉県出身 埼玉大学教育学部卒業(B.Ed)
タイ・チュラロンコン大学大学院公衆衛生修士課程修了(MPH)
ユティカ【Thai Medicine Research Lab】主宰
タイ王国第一級王立ワットポー寺院タイ伝統医学校 講師
タイ・チュラロンコン大学大学院医学研究科博士課程在学中
慶応大学 SFC 上席所員(平成 28 年度~)
東京大学ゼミナール講師(医学部生主宰 自主ゼミ・タイ医学ゼミナール
詳細はこちらから
▶︎ http://zipangutravel.com/tour_medical_pdf/profile_miyahara.pdf
タイのデイケアと訪問リハ
タイは、介護保険もなく、日本のような通所リハ、訪問リハなどの在宅支援サービスは、ほとんどありません。写真のように、タイでは日本のように療法士が直接的に関われる機会は少なく、間接的に介入していくことが予想されています。
しかし、高齢化をむかえるタイでも、徐々にではありますが、それに近いサービスはボランティアベースで開始されています。そこで今回は、青年海外協力隊で理学療法士として活動中の東山さんの協力を得て、タイでのデイケア、訪問リハに同行いたします。
▶︎ http://www.zipangutravel.com/tour_medical.html
タイで最先端の病院見学とメディカルツーリズム
・バムルンラード病院
今回も最新ロボットが導入されているリハ室や病室を見学させていただきます。
・サミティベート病院
お世話になっている日本人リハ医の先生に「タイの医療制度やメディカルツーリズム」の話をしていただきます。
タイ最大の公立障がい者ホーム
・プラプラデーン障がい者ホーム
私の活動先を訪問します。参加者のほとんどが、「やばい、、、」と口をそろえる施設を見学していただきます。
ナーシングホーム
タイでは、民間での介護老人ホームが徐々にではありますが、増えてきています。今回は、京都大学医学部卒業のレヌー先生に、タイのナーシングホームや介護事情についてお話しいただき、参加者との意見交換会を予定しています。
今回は観光も充実!
・マヒドン大学/タイ医学博物館
・パクローン市場 (花市場)
・アジアンティーク
このツアー内容は、どこにも真似できません。最近では、タイで介護分野の進出を考えている日本人経営者からの問い合わせを増えてきています。
世界一美味しいと言われている、タイ料理と一緒に、参加者との交流も深めたいと思っています。奮ってご参加ください。